2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

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作者:杉本 つとむレビュー: 語源海 (単行本) "あなたの心の中の古代が目覚める。言葉のふるさとへのタイムマシン”私は言葉のプロでもなんでもない普通の人間だが、ページを開けばつい惹きこまれ、気がつくと次項に目を走らせている。読ませる辞書とはこの…

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作者:五木 寛之レビュー: 夜明けを待ちながら (単行本) 居心地の良い距離感を保ちながら、遠くまで見据えた五木寛之の人生指南本です。受験、就職、自殺、悲しみ、健康など色々な問いに対し、その答えが静かに模索されています。「こころが軽くなる、いの…

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作者:木之下 晃レビュー: ザルツブルク 永遠のサウンドオブミュージック (単行本) 「サウンド・オブ・ミュージック」のストーリーにそって、 ロケ地紹介がされています。映画のタイトル・バックに うつっているたくさんの教会についても取材されていて、 …

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作者:林 正巳レビュー: 和紙の里 (東書選書) (単行本) 紙を買いに、名古屋市熱田区の「紙の温度」というお店に行きました。お店の本棚に、閲覧用として常備していました。和紙についていろいろ知ることができました。お店には、和紙がいっぱい揃えてあった…

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作者:レゴ社レビュー: レゴの世界 (大型本) デンマークで生まれたブロックトイ・LEGOの歴史などが写真つきでよくわかります。レゴのテーマパーク、レゴランドなどにある、普通の大きさのブロックを何百~何万個と組んで作った大きな作品も写真つきで紹…

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作者:益田 朋幸レビュー: ピーターラビットの謎―キリスト教図像学への招待 (単行本) 学生時代に益田教授の講義を受けていました。絵画にはきちんとしたルールがあって、聖書や神話の登場人物にはシンボルマーク、シンボルカラー、シンボルとなる草花など細…

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作者:ジル・チャーチルレビュー: ゴミと罰 (創元推理文庫 (275‐1)) (文庫) 子育てに追われて忙がしい普通の主婦、料理を焦がしたり掃除を放棄したり、どちらかというとあまり優秀でない主婦が、必然に迫られて事件を解決していきます。人物描写の細かさや…

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作者:左巻 健男レビュー: たのしくわかる化学実験事典 (単行本) 同僚教員から借りて使ったところ非常に使いやすく、手元に置いておくため購入しました。自分の子供に実験をしてあげるときの手引き書として、授業実験の参考資料として、課題研究や理科部の…

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作者:大関 薫レビュー: バリコレクション (単行本) バリ島を何度も訪れたくなる理由に、笑顔のホスピタリティ、そして何故かホッとするホテルのシンプルで洗練されたインテリア・デザインが挙げられます。著者が椅子・テーブルなどの家具、ファブリック、…

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作者:片岡 義男レビュー: 赤いボディ、黒い屋根に2ドア―アメリカの雑誌広告でたどる275台の自動車の容姿 (単行本) 片岡義男の、簡潔で気持ちのいい文体は、このテーマにぴったりだ。雑誌広告は、アメリカ資本主義の象徴ともいうべき自動車を、アメリカ的な…

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作者:本山 賢司レビュー: 焚火料理大全 (単行本) どちらかというと、バイク・自転車でのツーリング、もしくはトレッキングを楽しむ方向けの料理本だと思います。この本の料理は、フォールディングテーブルにツーバーナーで料理をする方よりも、(タイトル…

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作者:都筑 道夫レビュー: 誘拐作戦 (創元推理文庫) (文庫) 都筑道夫は、流行作家である。ただし、はやらない流行作家だ。数は、べらぼうに、書きまくるのだけれど、ベストセラーには、縁がない。いまでは、知っている人も、あんまり、いなくなった。でも、…

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作者:左巻 健男レビュー: 話題の化学物質100の知識 (単行本) 身近にもある物質なので役に立ちます。 更に詳細を見る

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作者:仁田 大八レビュー: 英国紅茶の館 (単行本) 英国式紅茶の歴史や文化についての本ですが、多岐にわたってます。ミルクや砂糖の入れ方にティーカップの容量について、また、アフタヌーンティーのお茶請けまで、そして紅茶の味わい方など、紅茶を飲みな…

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作者:ゲリー キャロルレビュー: 戦闘捜索救難ヘリ北へ〈上〉 (創元ノヴェルズ) (文庫) 1972年のベトナム戦争のただなか、撃墜された戦闘機/攻撃機の乗員を救い上げるSARこと戦闘捜索救難ヘリコプターとそのクルーに焦点をあてた小説。当時のベトナム航空戦…

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作者:加納 朋子レビュー: 魔法飛行 (創元推理文庫) (文庫) 加納朋子先生の作品「ななつのこ」の続編。全作の主人公、入江駒子はある日瀬尾という男性に出会い、小説を書くように薦められる。そして、駒子は小説を書き始める。学校で出会った不思議な女性の…

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作者:海堂 尊レビュー: 夢見る黄金地球儀 (ミステリ・フロンティア) (単行本) デビュー作「チーム・バチスタの栄光」と比べ構成がしっかりしてきたが、反面キャラクターの魅力が消えてしまった。盗みを主体にした痛快さが全く活かされていない。主人公を3…

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作者:米澤 穂信レビュー: 秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6) (文庫) かなり評価が分かれていて面白いと思ったので、読者のタイプを切り口にして3段階に分類してみました。ざっくりと。1.脇役がかわいそうだと思ってあげられる、善良な…

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作者:小関 由美レビュー: ロンドン・アンティーク物語「究極の贅沢版」 (単行本) ~この本は「ロンドン・アンティーク物語」の最終章 3冊目にあたります^^。一気に読んでしまいました!この本の魅力は何と言っても 小関さんの語り口調の文!一緒に アンテ…

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作者:松本 史朗レビュー: 仏教への道 (東書選書) (単行本) 学生時代、著者の授業はサボってばかりいた。だから授業の内容は覚えてない。ただ、著書の内容はつねに真摯かつ、誠実である。仏教、仏の道に対する熱いロマンが胸を打つ。学内でも彼の「法」にお…

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作者:夢枕 獏レビュー: 西蔵回廊―カイラス巡礼 (知恵の森文庫) (文庫) 1994年に東京書籍から出た単行本の文庫化。文庫化に当たって2章分が削除されている。 チベットの聖山であるカイラスの周囲をまわるようにして、チベット南西部の各地を訪れた旅の記録…

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作者:林 友彦レビュー: ネバーランドのリンゴ (創元推理文庫―スーパーアドベンチャーゲーム) (文庫) 項目数1000という大作『ネバーランドのリンゴ』です。剣、魔法、妖精などが実在するいわゆるファンタジーの世界を舞台にした冒険。イラストもソフトな傾…

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作者:横田 順弥レビュー: 明治ふしぎ写真館 (単行本) 知的好奇心をくすぐる本でした。明治時代の不思議な写真や面白い写真を探し出して、それに対して出自や解説をユーモアたっぷりに載せてある本です。「この美女は誰だ?」「懸賞まてせすこぶるバンカラ!…

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作者:中村 元レビュー: 広説 佛教語大辞典 縮刷版 (大型本) 大判の方から比べるとかなり安くなりました。仏教用語を調べるにはまず手元に置いておきたい辞典です。縮小版なので文字は少し小さいですがルーペが付いています。普通に買える辞典としては最高…

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作者:レビュー: ワーグナーヤールブーフ〈1997〉特集・笑い (単行本) ワーグナーと笑い。これほどミス・マッチを感じさせる組み合わせもあるまいと初めは思ったのだが、よくよく考えてみればワーグナーはカリカチュアの格好の標的になる人物だったようだか…

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作者:レビュー: 直前対策英検2級 (平成15年度版) (Be brave!) (単行本) 問題数がやや少なく、解説が極端に詳しいといった特徴をもつ。というわけで、時間がない人や、軽く確認したい人に特におすすめ。解説が詳しいと言うよりは、解法といった方がいいか。…

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作者:礒山 雅レビュー: バッハ魂のエヴァンゲリスト (単行本) これは磯山雅さんによるバッハへの思い入れの非常に深い書物です。文章の中心となるのは著者の既出の記事からの採録が多いのですが、それでいてとてもよくまとまっています。いかに真剣にバッハと…

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作者:守安 功レビュー: アイルランド 人・酒・音 (単行本) この本は、私がアイリッシュ音楽に魅了されて間もない時に出会い、ひどく衝撃を受けた本である。著者が語る音楽観は、確かにとても偏ったものである。しかし、それは著者のアイルランド音楽への狂…

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作者:林 友彦レビュー: ウルフヘッドの誕生 (創元推理文庫―スーパーアドベンチャーゲーム) (文庫) 豊富なアイディアは確かに素晴らしいです。パラグラフ選択というゲームブックの特徴を最大限に活用したゲームではあります。でもゲームブックは、出かけた…

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作者:砂川 しげひさレビュー: のぼりつめたら大バッハ (単行本) いいのではないでしょうか?コミカルなイラストが豊富で、文章もユーモラスで堅苦しくないです。「教会カンタータ完聴記」なるものが各曲星ランク付きで載っていますが、これはあまり参考に…