作者：E.T.ベルレビュー： 数学をつくった人びと〈1〉 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) (文庫) この本はともかくおもしろい。頭がいい人もそれなりの悩みをもち、生き方に苦労するのだ。数学者の著者が、数学に才能ある人がそれ以外のことに時間を使…

作者：山下 静夫レビュー： 画文集 シベリア抑留1450日―記憶のフィルムを再現する (単行本) 近代日本のつらい記憶の一つであるシベリア抑留。四年にわたってシベリアで強制労働に服した著者は記憶のフィルムにやきつく風景をペン画で再現した。その中から350…

作者：シャーマン アレクシーレビュー： リザベーション・ブルース (海外文学セレクション) (単行本) 面白くて面白くて、止まらなかった。そのうち、全てがブルースになっていった。物悲しい物語。火おこしトマスは黒人に出会う。無礼なわけではないのに、握…

作者：坂木 司レビュー： 青空の卵 (CRIME CLUB) (単行本) 人が好いのが取り柄のごく普通の会社員・坂木司の友人・鳥井真一は、家からあまり出ない引きこもり気味の男だ。そんな彼を少しでも外の世界に慣れさせようと、坂木は今日も外の世界の話を鳥井に語る…

作者：梅本 達司レビュー： サザエさん一家の公的保険 (単行本) 医療や年金や労災、介護などを各保険ごとに区別して書かれているわけではなく、具体的なエピソードの流れがある（マスオさん達であれば、残業増やして→給与あがって→海外旅行に行って→役職外れ…

作者：内田 治レビュー： すぐわかるEXCELによる統計解析 (単行本) EXCELでデータの解析を行ったりする場合普通に入力するだけではわからない方法などを付属のヘルプよりも詳しく、そしてわかりやすく開設している。 更に詳細を見る

作者：安珠レビュー： アロマテラピーとチーム医療 (単行本) アロマをケアに取り入れたいけど、方法がわかりにくいし、ハードルが高い・・そんな悩みを持つ医療関係者にはぜひご一読いただきたい本です。医療にアロマを取り入れるのに実践した方々の経験を基…

作者：レビュー： メディカルハーブ安全性ハンドブック (単行本) １つ１つのハーブの効果などは書いてないので、ハーブを制覇した人が読む本ですね 更に詳細を見る

作者：ルイ・ド・ベルニエールレビュー： コレリ大尉のマンドリン (海外文学セレクション) (単行本) どんどん歳をとっていってしまうのでハラハラしたし、恋愛小説としては物足りないくらいだけど、歴史に翻弄された人たちの愛の結末としては十分ハッピーエ…

作者：石村 貞夫レビュー： SPSSによる多変量データ解析の手順 (単行本) SPSSやAmosで様々な多変量解析をおこなうための操作方法を解説している。初心者向けの体裁をとっているが、実際は理論に精通していないとわからない部分が多々ある。各解析法のアウト…

作者：川上 洋一レビュー： 絶滅危惧の昆虫事典 (単行本) もしかしたら、この本に出ている昆虫たちのうちもはや何種かは絶滅しているかもしれません。なぜならば、採集などがまともに行われておらず絶滅したか否かも確認されていないからです。ここに出てく…

作者：藤岡 真レビュー： ギブソン (ミステリ・フロンティア) (単行本) 冒頭の独白から、これはくるぞという予感を抱かせるに十分ですが、中盤、若干テンポが悪いと感じました。くどいというか、じれったい展開で少々スピード感不足な感は否めず。削れるエピ…

作者：アラン・ゾラ クロンゼックレビュー： 大魔法使いアラカザール マジックの秘密 (単行本) この本は「私」とアラカザールのやりとりを追った、ゆったりとしたストーリーの流れのなかで、手品を覚えていくという形式になっています。１章ごとに１つの手品…

作者：岡田 哲レビュー： たべもの起源事典 (単行本) 私は学校の栄養士をしているのですが、食品そのものやその起源についてについて詳しく解説されていて、生徒に配布するプリント作りにとても役に立ちました。また、仕事ではなく普通に読むだけでも十分興…

作者：石村 貞夫レビュー： SPSSでやさしく学ぶ多変量解析 (単行本) 豊富な図とSPSSのアウトプットを駆使しながら、やさしく主要な多変量解析を解説する本だ。こう書くと、初心者向けの親切な本のようだが、本書の場合、親切そうなのは見た目と文体だけで、…

作者：太田 忠司レビュー： 奇談蒐集家 (創元クライム・クラブ) (単行本) 最初はミステリだと思って読んだ。客の奇談を現実として解明するという設定のミステリだと。途中の「冬薔薇〜」でこれはおかしいと思い、最後の書き下ろしでは悪い意味でびっくりした…

作者：篠田 真由美レビュー： 琥珀の城の殺人 (講談社文庫) (文庫) 舞台はヨーロッパ。中世から近代へと向かう激流の時代。山深くの雪に閉ざされた城。そこに集った誉れ高き英雄を主とする伯爵一族。設定がいい。ストーリーもありがちな王道の鉄板だけども、…

作者：鳥飼 否宇レビュー： 樹霊 (ミステリ・フロンティア) (単行本（ソフトカバー）) パワーシャベルなどの建設用具を使った樹木移動のトリック、アイヌの風習のなど少々珍しい要素に、テーマパーク建設による乱開発、土地の有力者と建設反対者との対立する…

作者：石村 貞夫レビュー： SPSSでやさしく学ぶ統計解析 (単行本) 「これ以上やさしく統計解析を説明できない」という謳い文句に間違いはありませんでした。データ加工と解析の第一歩はここから始まります。データ解析が身近にそして楽しくなってきます。し…

作者：権 甲龍レビュー： 天龍図1 (碁楽選書) (単行本（ソフトカバー）) 韓国のトップ棋士の大半が育った権道場の問題集です。手ごたえのしっかりある問題を中心に240題。ヨミの筋トレに適した素材と思います。「奇手・魔手」にあったような碁の形を成してい…

作者：ディエゴ マラーニレビュー： 通訳 (海外文学セレクション) (単行本) 最近は不必要に長大化、冗長化し技巧に走り過ぎ滑稽ともいえるサイコサスペンスが溢れています。そんな状況下で本書はコンパクトですがその走行は非常に駆動力／機動性能の高い良品…

作者：松田 道弘レビュー： クラシック・マジック事典 (単行本) 値段は高めですが、資料をそろえ、執筆などの松田氏の手間を考えると納得はできる書物です。やはり、文章力のあるかたが書くのは、いい本になりますね。ただ、挿絵は少なめなので、初心者向け…

作者：エリ ランダウレビュー： 弾性理論 (ランダウ・リフシッツ理論物理学教程) (単行本) ご存知、ランダウ・リフシッツシリーズの一つ、だが他に比べて目立たないせいか絶版となってしまった。弾性体を本格的にやりたいならまずこの本でしょう。基本方程式…

作者：対馬 栄輝レビュー： SPSSで学ぶ医療系多変量データ解析―分析内容の理解と手順解説、バランスのとれた医療統計入門 (単行本) 多変量解析を扱わなければいけないけれど、統計学もＳＰＳＳもよくわからないという人はたくさんいるはず。そのためか、ＳＰ…

作者：エリ・ランダウレビュー： 電磁気学 1―連続媒質の電気力学 (ランダウ=リフシッツ理論物理学教程) (単行本) 本書を見て、電磁気学で、自分が何が弱いかが判った。強磁性、超伝導、準定常電磁場は、理論的にも、実験としてもほとんど手付かずのまま放置…

作者：泉谷 渉レビュー： ニッポンの素材力 (単行本) 電子材料や機能性素材の分野は余り名前を知られていない企業が多い。ソニーやパナソニック、トヨタといった国際的優良企業が実は素材部材メーカーの存在無しにはやってゆけないのである。これら有名アッ…

作者：荻原 浩レビュー： サニーサイドエッグ (創元クライム・クラブ) (単行本) あの最上俊平が帰ってきた！まさかかの作品がシリーズ化されるとは思ってなかった。嬉しいです。前作は切なすぎる最後で終わりましたが、はて、今回は？相変わらずペット探し専…

作者：ロバート シーゲルレビュー： クジラの歌 世界の果ての氷 (単行本) 『白いクジラ』で重傷を負ったフラレカナが生きているから、この続編がある！そんなところで希望が持てて、どきどきしんがら手に取りました。＜世界の果ての氷＞つまり北極だと思うん…

作者：石村 貞夫レビュー： すぐわかる統計解析 (単行本) 統計パッケージを利用して統計処理を行う時代に、間違いなく統計パッケージを使えるように学生、大学院生を教育するのに格好の教科書である。なぜそうなるのかという原理と統計パッケージをどう利用…

作者：前野 昌弘レビュー： よくわかる電磁気学 (単行本) 東京図書はクーラン・ヒルベルトの数理物理学は復刊しないが、基本的な入門書を発行するという方針にしたらしい。本書は最近の電磁気学で出版された本の中でも出色の出来栄えである。入門書の定番通…