2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

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作者:レビュー:レビュー対象商品: ロバート・B・パーカー読本 (ハードカバー) ロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズがブームになった時期、彼の作品の研究本が早川書房から発売されました。「スペンサーの料理」「スペンサーを見る事典」「スペン…

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作者:ピーター・ラヴゼイレビュー:レビュー対象商品: 偽のデュー警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫 91-1) (文庫) 時は1920年台、英国からニューヨークへ向かう豪華客船が舞台のミステリー。クリッペン事件やルシタニア号事件といった実際にあった事件が巧く絡…

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作者:ディック フランシスレビュー:レビュー対象商品: 侵入 (ハヤカワ・ミステリ文庫―競馬シリーズ) (文庫) 障害競馬騎手キットの妹ホリイは、先祖代々敵対する一家アラデック家の息子ボビイと結婚した。調教厩舎を営むボビイだが、突然の中傷記事により経…

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作者:E.S.ガードナーレビュー:レビュー対象商品: 義眼殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-14 ペリイ・メイスン・シリーズ) (文庫) この作品はミステリーにありがちな暴力云々の表現が苦手な人には本当にお勧めできる作品です。せいぜい殺人ぐらいにしか暴…

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作者:ディック フランシスレビュー:レビュー対象商品: 告解 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫) 今回の主人公は腕の立つ映画監督のトマス・ライアン。アマチュア騎手の経歴をもつトマスは、競馬に関する映画撮影に着手するが、撮影を中止するよう脅迫を受け…

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作者:アガサ・クリスティーレビュー:レビュー対象商品: バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14)) (文庫) 「バートラムホテル」といえばなんといっても、冒頭のアフタヌーンティーのシーンでしょう。(事件、トリック、自体はさほどでも…

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作者:スー グラフトンレビュー:レビュー対象商品: 獲物のQ (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫) 本シリーズの面白さは、もちろん小説の中心である事件とその謎解き、になるのだろう。でも私自身は、今回の作品で36歳になる×2、子供なし、恋人なし、一人暮ら…

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作者:ギャビン ライアルレビュー:レビュー対象商品: スパイの誇り―ランクリン大尉シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫) 実はギャビン・ライアルの本を読むのはこの本が最初だったのですが、夢中で読みました。草創期の情報局の様子や20世紀前半の英国…

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作者:シャロン・A. フィースターレビュー:レビュー対象商品: シャム猫ココの調査報告 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫) 新作「猫は流れ星を見る」まで含まれたココシリーズのガイドブック。ムース郡、ピカックス市街の地図からアイウエオ順並ぶに登場人物…

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作者:アーロン エルキンズレビュー:レビュー対象商品: 死者の心臓 (ハヤカワ文庫―ミステリアス・プレス文庫) (文庫) 今回の舞台はエジプト。エジプトの主要な遺跡が次々と小説に登場する。最近エジプトが舞台になっている小説をよく読む。単に好きだという…

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作者:ジェイムズ クラムリーレビュー:レビュー対象商品: 友よ、戦いの果てに (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫) ドラッグに溺れる酔いどれ私立探偵シュグルー・シリーズ第2弾。メキシコ国境を舞台にベトナム時代の戦友とともに不可解な母親探しに身を投じる…

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作者:ディック フランシスレビュー:レビュー対象商品: 再起 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-41) (文庫) ディック・フランシスの競馬シリーズ、その中の「シッド・ハレーもの」の第4弾です。孤高の調査人シッド・ハレーはフランシスの生み出した多くの主人…

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作者:ジェフリー ディーヴァーレビュー:レビュー対象商品: 眠れぬイヴ??! ?ために (Hayakawa novels) (単行本) 嵐が迫っている一夜にこれほどの大事件が起こるとは・・・驚きです。ボーン・コレクターでファンになった自分としては、さずがジェフリー・デ…

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作者:ロバート・B. パーカーレビュー:レビュー対象商品: Melancholy Baby (ハードカバー) 女性私立探偵サニーの活躍。両親が本当に自分の親なのかを探す依頼を引き受けたところから話が始まる。これに。サニー自身の離婚後の精神的問題、自分の親との問題…

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作者:クレイグ・ライスレビュー:レビュー対象商品: 大はずれ殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 2-2) (文庫) ヘレン、ジェーク、そしてマローンが大暴れ。数ページ読んだだけで誰かが必ず酒を飲んでる。都会派のミステリー。小泉氏があとがきで言ってい…

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作者:コーネル・ウールリッチレビュー:レビュー対象商品: 恐怖の冥路 (ハヤカワ・ミステリ文庫 10-2) (文庫) 大金持ちの人妻と駆け落ちした主人公のビルはキューバのハバナに逃れることに成功するが、二人が場末の酒場で写真屋がフラッシュをたいたとき、…

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作者:ダニエル キイスレビュー:レビュー対象商品: クロー! ディアの告白〈下〉―ある分裂病患者の謎 (単行本) この本は事実が何も加工されずに書かれているためミステリーや推理本のようには楽しめないというのが読んだ感想です。登場人物も本当の名前のた…

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作者:リリアン・J. ブラウンレビュー:レビュー対象商品: 猫は鳥を見つめる (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫) CAT WHOシリーズには、猫以外に、七面長などさまざまな動物が登場する。今回の鳥は、ゴシキヒワだろうか。うっかりしていると、表題になったこと…

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作者:リチャード スタークレビュー:レビュー対象商品: 悪党パーカー/ターゲット (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫) この「ターゲット」は物語の複雑さがなく登場人物たちが生きているだけで面白い作品なので、ここら辺から「悪党シリーズ」をさかのぼって読…

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作者:ジョン・ディクスン・カーレビュー:レビュー対象商品: 火よ燃えろ! (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-5) (文庫) カー後期の歴史ものでは、この作品が「ビロードの悪魔」と並んで好きです。まず主人公チェビアト警視の活躍は誰がよんでも痛快で楽しめると思…

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作者:レイモンド チャンドラーレビュー:レビュー対象商品: トラブル・イズ・マイ・ビジネス―チャンドラー短篇全集〈4〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫) 当初、大人気のフィリップ・マーロウシリーズ「ではない」短編までも編集部の意向により”マーロウ”…

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作者:ディック・フランシスレビュー:レビュー対象商品: 矜持〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 (競馬シリーズ) (文庫) デイックフランシスの競馬シリーズは全巻読みました。初期のものは40年くらい前なので全巻2回読み返しました。2回目でも十分面白かったの…

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作者:アガサ・クリスティーレビュー:レビュー対象商品: 七つの時計! (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (文庫) 秘密結社、新発明の秘密書類、泥棒紳士、ヨーロッパ出身の妖婦…。こう聞くだけで、冒険ミステリー好きな人にはたまらないと思います。しかし、…

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作者:エド・マクベインレビュー:レビュー対象商品: 警官嫌い (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 13‐1)) (文庫) マクベインの代表作、「87分署」シリーズの第一作目です。一作目の時代が少し古いのと、このシリーズが巻をを追うごとに素晴らしい内容になって行…

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作者:ディック・フランシスレビュー:レビュー対象商品: 本命 (ハヤカワ・ミステリ文庫 12-4 競馬シリーズ) (文庫) £ ̄31¶é¬ao¡°"ä"(19621')§§'a\aä"…

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作者:アガサ・クリスティーレビュー:レビュー対象商品: 秘密機関 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-70) (文庫) アガサ・クリスティは、イギリスのミステリの女王と呼ばれ、ミステリー・ファンでは、知らない人はいないでしょう。あの名探偵ポアロやミス・マープ…

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作者:ディック・フランシスレビュー:レビュー対象商品: 利腕 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 12‐18)) (文庫) 元花形ジョッキーのシッド・ハレーが主人公の第2作だ。前作の「大穴」では片腕を失ったシッドが調査事務所のパートナーとして第2の人生に踏み出す…

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作者:ディック・フランシスレビュー:レビュー対象商品: Second Wind (マスマーケット) 老齢に入っているDick Francisだが、会話のやりとりが相変わらずさえている。スーパーレディのおばあさんに育てられ、今でもその知恵あるアドバイスに助けられる。彼女…

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作者:エド・マクベインレビュー:レビュー対象商品: 大いなる手がかり (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-12) (文庫) 異色作だった前作『キングの身代金』とは打って変わって、今作ではシリーズの基本に帰って87分署の刑事たちの群像を描くことに焦点が当てられて…

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作者:アガサ・クリスティーレビュー:レビュー対象商品: 蒼ざめた馬! (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (文庫) オリヴァ夫人が登場しているので、ポアロはいつ登場するのかと待っていましたが、最後まで登場しませんでした。連続殺人事件を追う人が、警察医…