Book Review!


作者:ピーター・ラヴゼイ

レビュー:レビュー対象商品: 偽のデュー警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫 91-1) (文庫)

時は1920年台、英国からニューヨークへ向かう豪華客船が舞台のミステリー。
クリッペン事件やルシタニア号事件といった実際にあった事件が巧く絡んでおり、
ストーリーを盛り上げるのに一役買っている。喜劇王チャップリンも脇役ながら重要な役で登場する。
妻を殺害する目的で客船に乗り込んだ歯科医・ウォルターの偽探偵ぶりが実に面白く、
ラストのどんでん返しは、「やっぱりなー」という感じだが、
コメディータッチなミステリーに相応しい、納得の結末とも言える。
ハヤカワ文庫の「海外ミステリ・ベスト100」において、第10位にランクされている傑作であり、
期待を裏切らない面白さ。華やかさもあり、映画化されていないのが不思議。


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