作者：前田 雅英レビュー： 日本の治安は再生できるか (ちくま新書) (新書) 著名な刑法学者による治安論。だが既に述べられている方もいるように 本書に限ってはデータの裏付けが少々甘い気がする。 検挙人員と検挙件数、更に少年犯罪、成人犯罪、外国人犯罪…

作者：小林英夫レビュー： トヨタVS現代 トヨタがGMになる前に (単行本（ソフトカバー）) 韓国企業好調の理由が通貨安であるという論調はよく見かけたが、それプラスアルファの強みについてふれた点が面白い。デザインなど苦手な部分は思い切って外国人に任…

作者：ニューズウィーク編集部レビュー： ＨＣ-ＭＯＯＫ Newsweek for Women 世界を変える女たち (HC-ムック) (ムック) 同性である、女性。勿論、世界が回っているのは男性と女性が居てこそ…と思うが、やはり女性が活躍してくれるのは同じ女性として嬉しく思…

作者：レビュー： ペンブックス14 やっぱり好きだ！ 草間彌生。 (Pen BOOKS) (単行本（ソフトカバー）) この1冊があれば草間弥生のことがよくわかる本です。個人的には草間自伝のポイントをうまくまとめている本だなあと思いました。なので要点がまとめられ…

作者：ジェイン オースティンレビュー： 高慢と偏見 上 ちくま文庫 お 42-1 (文庫) 外国作品は翻訳によってその作品の雰囲気を伝えられるかどうかが決まってしまう。この中野康司訳は、わかりやすさではほかの翻訳に群を抜いているが、作品の雰囲気や趣を伝…

作者：宝塚ムックレビュー： vol.4 龍真咲（DVD付） (宝塚パーソナルブック2010) (ムック) プールで恋人を待つ、セクシーでかっこいいショット屋外で撮った空のように爽やかな白、迷いや不安を表す黒アリエッティーを思わせる、スタイリッシュでキュートな赤…

作者：山脇 直司レビュー： 公共哲学からの応答: ３．１１の衝撃の後で (筑摩選書) (単行本) ポスト３．１１のいま、ひとりでも多くの人に読んでそして自分の頭で考えてほしい時宜を得た良書。本当は一番読むべき人間は政治家たちであろう。 更に詳細を見る

作者：宝塚ムックレビュー： TAKARAZUKA REVUE 2010 (タカラヅカMOOK) (ムック) 掲載されている生徒のファンか、宝塚初心者の方であれば、購入する価値はあると思います。私は掲載生徒のファンなので、ＤＶＤで特典映像も見られて良かったのですが、初心者向…

作者：Alfred Tennysonレビュー： イーノック・アーデン (Famous stories series (4)) イーノックは、妻と子供たちとともに幸せに暮らしていた。しかし、ある日怪我がもとで経済的苦境におちいる。そこで、まとまった金を手にいれるべく妻アニーの反対を押し…

作者：天沢 退二郎レビュー： 光車よ、まわれ! (ピュアフル文庫) (文庫) 幻の名著と呼ばれてきたこの作品の入手が容易になって，よかった．幻の名著が実は，なんてことがなくて，実によかった．小六の子供達が英雄的に活躍するのだが，その舞台が並ではない…

作者：リチャード・フォスターレビュー： イノベーション―限界突破の経営戦略 (単行本) 外資系のコンサルなので、海外の企業の事情に詳しい。本書を読むまで、IBMとワングによる小型コンピュータでの市場争いを知らなかった。また、ゼロックスが、コダックの…

作者：ウラジーミル ナボコフレビュー： ヨーロッパ文学講義 (単行本) 小説を楽しめる人には不要かもしれない。小説を読んで楽しい読書生活を送っている人にとっては無用どころか邪魔モノかもしれない。小説なんてクダラナイという人、もう小説なんて読む気…

作者：レビュー： 2012年宝塚パーソナル卓上カレンダー 柚希礼音 (カレンダー) 星組の柚希礼音さんは最高です。柚希さんのファンぢやなくても星組の公演を観劇して感激しませう。 更に詳細を見る

作者：レビュー： 始める・やり直す 40歳からの山登り ケガなく長続きする知恵と裏技 (単行本) 昨今の山登りブームにあやかって、というわけではありませんが、ここ数年、日帰り登山を亜流で何度か繰り返していました。この本は登山用の持ち物チェックリスト…

作者：桂 枝雀レビュー： らくごDE枝雀 (ちくま文庫) (文庫) 「人は、どういう時に笑うのか？」ということを徹底的に検証した本です。しかも平易な文章で。落語ファン、枝雀ファンというよりエンターテイメントを仕事としている方に是非、読んで欲しい１冊。…

作者：江波戸 哲夫レビュー： ドキュメント 日本の官僚 (ちくま文庫) (文庫) 旧著だが力作。現在の官僚とも通ずる点は多々あると思う。 個人的に印象に残っているのは、「膨大な数のいる警察官が一人も犯罪を犯さなかったら、それこそファシズムを思わせて怖…

作者：ハワード ジンレビュー： 民衆のアメリカ史〈下〉1941‐1979 (単行本) 名もない一般の民衆の視点からのアメリカ史です。コロンブスの発見に始まるアメリカ史には、多くの英雄が登場します。しかし、この本の視点は、それらの英雄達ではなく、名もない一…

作者：太宰 治レビュー： 太宰治全集〈2〉 (ちくま文庫) (文庫) この本に収められた作品は太宰が自殺未遂事件を起こし、その他日常生活も最も乱れていた頃の作品である。しかし、これを読んでいると、太宰の心の叫びが伝わってくるようである。釈迦は四つの…

作者：アラン・S. ブラインダーレビュー： ハードヘッド ソフトハート (単行本) ハードヘッドとソフトハートという言葉が流行したと同時に、本著もベストセラーとなった。新たな発想による本著は、現時点でも新鮮である。 更に詳細を見る

作者：ジェラルド ダレルレビュー： ナチュラリスト志願 (Kaiko Ken’s Naturalist Books) (単行本) 著者のダレルは同じダレルでも「黒い本」やアレキサンドリア・クァルテットの作家、ロレンス・ダレルの弟である。この兄弟はまったく性格が異なり、同じギリ…

作者：ボブ ボイランレビュー： プレゼンテーション・成功の秘訣13 (単行本) 話のポイントを明確に、印象強く、そして情熱的に―。プレゼンテーションの基本が分かる本です。 プレゼンテーションに対する苦手意識があったり、人前で話すのにあがってしまった…

作者：ジム・E. レーヤーレビュー： メンタル・タフネス―ストレスで強くなる (単行本) 時間に追われ、対人関係で悩み、売上減で胃がキリキリする・・・このような苛酷な状況を一度受け入れてみる。受け入れた上でそれに対処する方法が紹介されている。「一瞬…

作者：アリス ウォーカーレビュー： メリディアン (ちくま文庫) (文庫) メリディアンとトルーマン。二人の対照的な存在。時代の流れの一部としての存在を感じた時、メリディアンは恍惚を覚え、そして吐き気を覚える。トルーマンはメリディアンを理解しようと…

作者：なぎら 健壱レビュー： 東京酒場漂流記 (ちくま文庫) (文庫) なぎら健壱による居酒屋エッセイ。言ってしまえばそれだけだし、既になくなっている店も載っていたりするのですが、たまに繰り返し読みたくなります。それは文章のテンポがよくて、程よく「…

作者：レイモンド・A.,Jr. ムーディレビュー： 光の彼方に―死後の世界を垣間みた人々 (単行本) 臨死体験について、その現象の内容と発生パターンなど実例をリサーチした結果をまとめたものです。Dr.ムーディが、おそらく初めて臨死体験を科学の分野に持ち込…

作者：鈴木 日出男レビュー： 百人一首 (ちくま文庫) (文庫) 百人一首を一首ずつ取り上げ、見開きで通釈と鑑賞、語句解説と、和歌によって技法解説を付した文庫。巻末には「百人一首」解説と表現技法についての説明、鳥と草花（二ページ）、要語ノート、年表…

作者：三石 玲子レビュー： 火のないところに煙が見える―今日からできる企画力トレーニング (単行本) 私もその系ですが…企画の本。意外に古いのにびっくり。内容は今でも通ずる。さっと読めたけど軽薄だけど堅くなくいい本だと思う。 更に詳細を見る

作者：ビクター オストロフスキーレビュー： モサド情報員の告白 (単行本) ここまで書いていいのか？と驚きます。情報員の養成方法、敵国への工作方法など、貴重な情報が満載です。彼らは、世界の情報機関とギブアンドテイクの関係を保ちながら、損得を実は…

作者：赤瀬川 原平レビュー： ライカ同盟 (ちくま文庫) (文庫) 「ライカ」は高級カメラ。同盟員は赤瀬川（尾辻）とあの秋山祐徳太子様なのだ。もう一人いるが知らない。まあ尾辻の友人にして同盟員（私、マルクス主義学生同盟早大支部）だから変わった人。１…

作者：ロード ダンセイニレビュー： 短篇集 妖精族のむすめ (ちくま文庫) (文庫) 一夜の夢をそのまま作品に形象化した感すらある、ダンセイニの珠玉の幻想短編をまとめた本書は、ファンタジーの巨人、ダンセイニ卿の格好な入門書といえましょう。表題作を含…