作者：九条 菜月レビュー：レビュー対象商品: 紋章の覇者―翼を継ぐ者〈4〉 (C・NOVELSファンタジア) (新書) シリーズの完結編。よくも悪くも最後まで王道展開で、先の予想がある程度ついてしまいました。しかし、その分安心して楽しめ、ファンタジーの王道的…

作者：酒井 景都レビュー：レビュー対象商品: Cahier de Mignon―ビューティ・ファッション・一日旅行・カフェ・ホテル…酒井景都のおしゃれノート (MARBLE BOOKS) (単行本) ファッションアイコン・酒井景都さんの様々な「すきなもの」が紹介されている本。鎌…

作者：岩生 成一レビュー：レビュー対象商品: 日本の歴史〈14〉鎖国 (中公文庫) (文庫) 底本は昭和30年代の全集ブームの頃の｢日本の歴史」。なので、ちょっと古いらしいのですが、私はこのシリーズどの巻も読みやすいし、分かりやすいので気に入って集めてい…

作者：レビュー：レビュー対象商品: 私が1ばん好きな絵本〈3〉海外の絵本150選 (マーブルブックス―心の本棚に置く絵本選集) (単行本) 私は特に海外の作家の絵本が好きで、この本を見て参考にしています。自分のお気に入りの絵本を見つけることができる本だと…

作者：宮嶋 博史レビュー：レビュー対象商品: 両班(ヤンバン)―李朝社会の特権階層 (中公新書) (新書) 期待以上に良い本であった。両班が李朝後期あるいは近代韓国理解の上で非常に有益なものである点は発見だった。この理由は次のようなものだ。両班は16-18…

作者：児島 襄レビュー：レビュー対象商品: 東京裁判〈下〉 (中公文庫) (文庫) 戦後の出発点である東京裁判、この概要を把握するなら本書か。だが予備知識なしで理解するのは無理だろう。溥儀『紫禁城の黄昏』はまだ未読だが、10年以上前に読んだパル判事『…

作者：結城 昌治レビュー：レビュー対象商品: 志ん生一代〈下〉 (人物文庫) (文庫) 上巻だけ人に借りて読んだのですが、あまりにもおもしろくて、あらためて上下巻とも自分で揃えました。一代記として最高に面白いですし、「これを読めば、戦後の落語界がわ…

作者：狩集 紘一レビュー：レビュー対象商品: 暴力相談―「こわがらせる人」との交渉術 (中公新書ラクレ) (単行本) 著者は、警視庁のマル暴デカとして数々の賞にも輝き、その道のエキスパートだったとのこと。 私は、相当期待して本書を読みました。 しかし・…

作者：小泉 武栄レビュー：レビュー対象商品: 登山の誕生―人はなぜ山に登るようになったのか (中公新書) (新書) 何度か山へ登ったことがある人なら辛く険しい山に出会うことがあるはず。そんな時ふと『どうして自分は山に登っているんだろう？』と自問自答し…

作者：立花 隆レビュー：レビュー対象商品: 宇宙からの帰還 (中公文庫) (文庫) 最先端の科学技術で作られたのが宇宙船だが、その科学を基本から大変優しく、科学オンチにもしっかり理解できるよう、それでいて読んでいてワクワクするように描く著者のセンス…

作者：石川 淳レビュー：レビュー対象商品: 文學大概 (中公文庫) (文庫) 「江戸人の發想法について」(1943年)「このやつしといふ操作を、文学上一般に何と呼べきか。これを俳諧化と呼ぶことの不当ならざるべきことを思ふ。」「俗化といふことばの正当な意味…

作者：古川 純一レビュー：レビュー対象商品: わが岩壁 (中公文庫 M 129) (文庫) 1965年に山と渓谷社から出た単行本の文庫化。 日本クライマーズ・クラブの創設者である古川氏の登山記。剣岳八ツ峰第六峰Ｄフェース、谷川岳幽の沢中央壁、北穂高岳滝谷グレポ…

作者：レビュー：レビュー対象商品: 教育と社会変動 上―教育社会学のパラダイム展開 (単行本) 所収のバーンスティンの教育社会学より。「階級と教育方法-目に見える教育方法と目に見えない教育方法」バーンスティンはレーニン-アルチュセール的な視点で労働…

作者：加藤 秀俊レビュー：レビュー対象商品: 取材学―探求の技法 (中公新書 (410)) (新書) →取材活動を形成する様々な活動のうち 特に「情報収集」活動に重点を置いて 論述されている本→「情報収集」活動は、インターネットの発達により 劇的な進化を遂げた …

作者：ドナルド キーンレビュー：レビュー対象商品: 私と20世紀のクロニクル (単行本) 英語で「論語」を読んだら退屈だったとか、日光東照宮はけばけばしくていまいちとか、素直な感想が随所にあらわれて、好感をもった。ガダルカナルの兵士の日記が感動的と…

作者：レビュー：レビュー対象商品: 腰痛―なぜ治らない あなたの痛み (別冊NHKきょうの健康) (ムック) 家族で椎間板ヘルニアになった者がいるので基礎知識を学ぶために購入しました。約１００ページで、スラスラと読めるので、最初はもっと細かい説明があっ…

作者：大久保 利通レビュー：レビュー対象商品: 大久保利通日記 (1) (単行本) ただの幕末ファンである。司馬遼太郎氏の作品を読み尽くしてから、原典に当たることにした。最初は図書館で借りていたのだが、大抵、閉架に置いてあって出してきてもらうのがこっ…

作者：レビュー：レビュー対象商品: 若い研究者のために (単行本) 研究者には道を切り開く者と切り開いた土地を耕す者の2種類のタイプが存在します。前者にはあらゆるものを見通せる幅広い視野と、時には自分さえも否定できるほどの多角的で柔軟な思考を身に…