Book Review!


作者:加藤 秀俊

レビュー:レビュー対象商品: 取材学―探求の技法 (中公新書 (410)) (新書)

→取材活動を形成する様々な活動のうち
 特に「情報収集」活動に重点を置いて
 論述されている本

→「情報収集」活動は、インターネットの発達により
 劇的な進化を遂げた
 しかし、この進化後の現在にあっても
 この本は十分価値を示している
 ..初版から30年たった今でも..
 これはひとえに、この本が
 その活動の「真髄」を言い得ているからであろう

→「図書館の使い方」も、「索引の利用の仕方」も
 インターネットを使うという見た目の技術が変わっただけで
 「情報を使う」(P20)本質は変わらない
 ..著者の見識の深さには、目を見張るものがある

→もちろん、実際の「取材」活動についても触れている
 「時間を守??!
?こと」「秘密を守ること」
 「話を聞くこと」「相手に問うこと」
 ..当たり前のことだと、バカにするなかれ
 豊富な取材経験から搾り出された「真髄」が
 そちらこちらに散らばっており
 取材を試みる人なら、その平易な言葉が
 必ずや腑に落ちるはずだ

→「ジャーナリストの能力は、ききこみ能力に依存している」
 (P96)
 この言葉が重い.. 


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