作者：スティーヴン・トゥールミンレビュー： 議論の技法 (単行本) せっかくの良書の翻訳だけれど、訳文の見直しは必要。 訳語の統一等を監修者は行ったそうだが、不備が目立つ。 目立つ例では、外国人名など姓名の間の中点がなく半角空欄があいているだけだ…

作者：レビュー： 難読姓氏辞典 (単行本) 戸籍に読み仮名がなかったため、漢字の表記と、読みとが懸け離れていることもあるかもしれません。難読辞書に載っていない性名の人が、自主的に申し出ていただくのが一番よいかもしれません。氏名を使う仕事をする方…

作者：宍戸 ふじ江レビュー： だれも教えてくれなかった大学編入 (単行本) この本の第二版で私の人生は大きく変わりました。不本意で入学した大学のキャンパスライフは楽しいことがほとんどなく、うつうつとした日々を過ごしていましたが、他大学へ編入学で…

作者：室 淳子レビュー： SPSSでやさしく学ぶ多変量解析 (単行本) 豊富な図とSPSSのアウトプットを駆使しながら、やさしく主要な多変量解析を解説する本だ。こう書くと、初心者向けの親切な本のようだが、本書の場合、親切そうなのは見た目と文体だけで、内…

作者：レビュー： 世界たべもの起源事典 (単行本) 全体としては諸説を列挙しているもの。ページ数がかなりあるので、詳しいものは相当いろいろなものが乗っているが、調べもの用として使うと意外なものが乗っていない(まあ、諸説がありすぎるということなん…

作者：石村 貞夫レビュー： SPSSによる分散分析と多重比較の手順 (単行本) 分散分析と多重比較を勉強しようと買ったのに，随所に過去のご自分の本を参照とある．そして，参照とする本を読むと，これまた違う自分の本を参照とある．一体，どこに我々の求める…

作者：レビュー： Think! 2005年冬号 [No.12] (大型本) 何気なく入手した雑誌なんですが、この雑誌はコンサル業の人とか、プレゼンなどセミナー講師、経営層など、「人に説明する」「説得する」「リーダーとなる」な人達からの寄稿で構成されていて、一冊丸…

作者：林 周二レビュー： 研究者という職業 (単行本) 長年の研究者生活を肌で感じてきた筆者が、研究者とはかくあるべきもの、という議論を「僕」「君」と、研究職を目指す若手の読者へ語りかけるように展開した著書。 筆者はまず、研究者と教育者、そして科…

作者：江川 博康レビュー： 弱点克服 大学生の複素関数/微分方程式 (単行本) 複素関数を苦手としている理系大学生はたくさんいるであろう。そういった学生さんには、持っていて損はない本である。微分方程式に関しては他の本でも補える内容かつ範囲になって…

作者：原田 重寿レビュー： 金融・証券のためのブラック・ショールズ式とその応用 (単行本) ブラック・ショールズ式を説明している書の中ではかなりわかりやすいと思います。しかし、やはり理解には統計学の知識や数学の知識は必要です。ほとんどそれらの知…

作者：青木 正美レビュー： 近代詩人・歌人自筆原稿集 (単行本) 室生犀星の『小景異情』の自筆原稿がみられて、感激しました。著者の思い入れの深さが色々語られていて面白く古本業界の色々、書かれた時代や作家のエピソードなど興味深いです。 更に詳細を見…

作者：石村 貞夫レビュー： 金融・証券のためのブラック・ショールズ微分方程式―微分の初歩からやさしく学べてよくわかる (単行本) 題名と金と黒という配色に思わず手にとり、買ってしまいましたが、まったくこの知識がない人がこれを買ってわかるって言うの…

作者：レビュー： もっと儲けたい人のテクニカル指標徹底活用法 (会社四季報BOOKS) (単行本（ソフトカバー）) 分かりやすく解説してあり、入門書として良いと思う。ただしこれだけでは知識不足であるので、生半可な知識で満足せず、これを読んだ後は、もっと…

作者：長谷川 岳男レビュー： 古代ローマを知る事典 (単行本) ローマ帝国の生活や政治、法律に関する記事をコラムも交えて一冊にまとめている。興味深い記事が写真入で載っており、文章も砕けていて歴史ロマン系のエンターテインメント本を読むような気安さ…

作者：石村 貞夫レビュー： 入門はじめての分散分析と多重比較 (単行本) 石村先生の本は、いくつか購入しています。この本も読みやすいです。あまり字も多くないし、文章も易しいです。個人的に、多重比較の勉強のために買いましたが、いくつかの多重比較に…

作者：大庭 昭彦(おおば あきひこ)レビュー： 行動ファイナンスで読み解く 投資の科学 ―“お金は感情で動く”は本当か― (単行本（ソフトカバー）) 投資の科学というタイトルとは若干違う内容に感じましたが、読み物としてはおもしろかったです。アセットデディ…

作者：内藤 好之レビュー： みんな俳句が好きだった―各界一〇〇人句のある人生 (単行本) 「まえがき」にあるように載録範囲を「各界の故人100人」としていますので、2009年時点で存命の現代俳人は載っていません。念のため。しかし、子規、虚子はもちろんで…

作者：リチャード カウフマンレビュー： ラリー・ジェニングス カードマジック (単行本) 優れたカードマジックの研究書です。７章のインビジブル・パーム・エーセスの進化、８章のエース・アセンブリーを考える、だけを取り上げても、カードマジック愛好家に…

作者：レビュー： 算数・数学 授業改善から教育改革へ―PISAを乗り越えて:生命論的観点からの改革プログラム (単行本) まさに，教育混迷の今日，本書で示されている指針は，いちいち感心することばかりである。哲学の本場だからこそ生まれる視点とプログラム…

作者：伊豆原 月絵レビュー： ファッションの記憶―1960~70年代おしゃれの考現学 (単行本) シネマのファッション。映画をもう一度観たいと思いました。こんな見方があるのかと思うとじっくり観てみようと思います。映画の話だけど、ファッションのことと、素…

作者：竹田 正興レビュー： 品質求道 食産業の現場から (単行本) 本書は、品質求道〜食産業の現場から〜というタイトルで農村経営に関する卒業論文を書く上でのヒントになるかと思い購入しましたしかしながら、作者が旧国鉄出身で駅弁関係、それに付随する弁…

作者：新田 尚レビュー： 最新 天気予報の技術―気象予報士をめざす人に (単行本) 気象予報士試験の殆どの分野を網羅しており、これ一冊で殆どの分野の合格ラインに届くと思います。気象業務法の問題はこの本に収録されている法律でかなりカバーできました用…

作者：立平 良三レビュー： 気象予報による意思決定―不確実情報の経済価値 (単行本) ~「気象予報」そのものではなく、その予報の合理的な「利用方法」について述べられています。気象情報の確率的側面とその利用者の利益・効用の両方を明確にしてこれを期待…

作者：レビュー： 社会科学系大学院英語問題と解答 (単行本) 大学院の問題集は、大学受験の問題集に比べて、数が少ないのでこのような答案つきの問題集は非常に助かります。 ただし、この本は一部誤訳と思われる箇所もあるので訳語の解答を参考にする際は少…

作者：マックス・メイヴェンレビュー： パケット・トリック―手品から超不思議現象まで (単行本) かなり以前、「松田道弘のマニアックカードマジック」の巻末の参考文献に、本書の原書（ Focus ）が紹介されているのを見て以来、ずっと気になっていました。Ma…

作者：小塩 真司レビュー： 研究事例で学ぶSPSSとAmosによる心理・調査データ解析 (単行本) 量的研究のデータ解析、執筆の事例が書かれた一冊。解析の手順、解釈まで細かく事例を通して学習できると思いました。またSPSSから出力したエクセルの表の作成方法…

作者：福盛 貴弘レビュー： 基礎からの日本語音声学 (単行本) 音声学を初めて学ぶ人向けの入門書。今どきの大学生のレベルを反映しているのだろうか、各章冒頭に能天気な学生と著者との対話が導入部として使われているが、こういう形での手ほどきを好まない…

作者：中原 仁レビュー： ライブ解説!社会科学系大学院への英語 (単行本) 大学院の進学試験対策として利用したのですが、語学が苦手（特に文法）な私にとっては記号を用いた説明があって解り易かったです。ただ、法学に関しては、専門知識が不十分と思われる…

作者：村松 定孝レビュー： 近代作家エピソード辞典 (ハードカバー) 時代が作家を生み、作家が時代を作る…とも言われるように、彼らの作物には「時代思潮」の反映があり、ふともらしたことばにもその背景と人となりを読み取ることができる。 坪内逍遙は早稲…

作者：馬場 あき子レビュー： 現代短歌の鑑賞事典 (単行本) 現代短歌に親しむ入門事典。１４８人の１首ずつ鑑賞、歌人論、１人３０首の秀歌選も載せている。本書の現代の始まりは戦後２０年代で、近藤芳美、宮柊二の戦後短歌から紹介されている。既成の短歌…