Book Review!


作者:竹田 正興


レビュー: 品質求道 食産業の現場から (単行本)

本書は、品質求道〜食産業の現場から〜というタイトルで
農村経営に関する卒業論文を書く上でのヒントになるかと思い購入しました
しかしながら、作者が旧国鉄出身で駅弁関係、それに付随する弁当関係の考察は
実際に現場を経験しているプロのもので素晴しいものがあります
例えば、お役所仕事といわれがちな国鉄に有ってのブルートレインさくら号の成功事例説明などを用い
様々な意味での品質の果たす役割の説明は唸らされます

では、なぜ☆3にしたかというと
・自伝に近い文章の構成が散見される
・すんなりと納得できる文章の書き方ではない
・駅弁・弁当以外にもページを割いてはいるが、参考文献を寄せ集めて書きましたとしか感じられない
・いっそ、食産業の現場か??!
?ではなく駅弁・弁当の現場からのようなタイトルにして、それに注力した方がいいものが出来たのではないか

以上の理由から☆3にしました
しかしながら、文章の書き方は、読みにくい専門書と違い、口語調なのでけっして読みにくいということはありません
また、鉄道関連の食事事情に興味のある方があればこの一冊は必読!ではないでしょうか


更に詳細を見る