Book Review!


作者:スー グラフトン

レビュー:レビュー対象商品: 獲物のQ (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫)

本シリーズの面白さは、もちろん小説の中心である事件とその謎解き、になるのだろう。でも私自身は、今回の作品で36歳になる×2、子供なし、恋人なし、一人暮らしでまわりの男性と来たらほぼぢいさんばっかりという魅力的な女探偵キンジーの生活ぶりが一番の魅力になっている。
普通こういう立場だと、結構恋愛話がちりばめられるんだけど、潔くも全くない(次作ではまさにロマンスが語られるようだけど)。それが逆にとてもリアルで、面白いと思う。
一方で、注文をつけるなら、謎解き部分だけ見るといささか人の関係が複雑で、正直言うと名前が混乱してしまう。ま、これは洋モノの小説にはついて回る事だけど。今回も誠に訳がわからなくなった。。。お恥ずかしい事に。
ただ、わりに素直な謎解きに?!
??っているのは、私は好きだな。ちょっとしたサスペンス&バイオレンスも。
強烈な話ではない。でも、これくらいの感じが、まさに「安心」なんだなぁ。


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