Book Review!


作者:シャーマン アレクシー


レビュー: リザベーション・ブルース (海外文学セレクション) (単行本)

面白くて面白くて、止まらなかった。
そのうち、全てがブルースになっていった。物悲しい物語。火おこしトマスは黒人に出会う。無礼なわけではないのに、握手をしたがらない黒人、ロバート・ジョンスンに。
色々な不平等。色々な暗闇。度合いも様々な闇が、馬の嘶きを飲み込んだまま吐き出すときを待っている。
何で人間はいつまでもブルースなんだろう。破滅するしかない魂。繰り返す日常。人それぞれのレベルで人生は繰り返している、そして、ただいつか終わりが来て、けれど消えるわけではないのだ、今生きているということは。人間は、いつまでもブルースだから。


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