Book Review!


作者:篠田 真由美


レビュー: 琥珀の城の殺人 (講談社文庫) (文庫)

舞台はヨーロッパ。中世から近代へと向かう激流の時代。山深くの雪に閉ざされた城。そこに集った誉れ高き英雄を主とする伯爵一族。

設定がいい。
ストーリーもありがちな王道の鉄板だけども、どんな人間模様が語られるのか興味がわいて購入。

しかし期待は裏切られ、微妙な気持ちになりました。
まず中世にしなくてもいい内容です。正直、名前と呼称を日本名に変えれば、犬神家でも通ってしまいそう。

いちばん気になったのは文章が読みづらい。漢字の選択がなにやら力みすぎてるし連ねすぎてる。これが改善されれば、後の作品にも期待できそうです。


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