2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

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作者:花柳 千代レビュー: 日本舞踊の基礎―実技 (単行本) 実は舞踊自体はやっていないのですが、立ち方、足の運び方姿勢などを伝統文化の方面から学びたくて購入しました。本はとても丁寧かつシンプルにかかれていて、非常にわかりやすいですね。 現代の医…

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作者:マリオリーナ オリヴァーリレビュー: ジョヴァンニ・ベッリーニ (イタリア・ルネサンスの巨匠たち―ヴェネツィアの画家) (大型本) ジョバンニ・ベッリ―二の画集です。この「イタリア・ルネサンスの巨匠たち」の画集は大型で見易く、印刷がきれいで、細…

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作者:ロバート・R. マキャモンレビュー: ! ミステリー・ウォーク〈上〉 (創元推理文庫) (文庫) ストーリー自体は、善と悪の闘い、主人公の成長物語で、オーソドックスで派手さはない。しかしながら、物語全体の雰囲気が何とも心地よい。著者の他の本ではス…

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作者:原 子朗レビュー: 新・宮沢賢治語彙辞典 (単行本) 調べ物をするというよりはぱらぱらと気になる項目を拾い読んでいくような本、題名の通り辞書ではなく辞典です。すこしずつ読み進めると宮沢賢治について全体的なイメージがだんだんとできていくとい…

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作者:ヴァーナー・ヴィンジレビュー: レインボーズ・エンド上 (創元SF文庫) (文庫) 「マイクロチップの魔術師」で、サイバーパンクを予言したといわれるヴァーナー・ヴィンジだけあって、今回も完璧に技術しています。ウエラブル・コンピュータに、ユビキ…

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作者:小西 聖子レビュー: 犯罪被害者遺族―トラウマとサポート (ハードカバー) 小西先生のわかりやすい説明と、現実に存在する多くの問題への指摘は、本当に参考になりました。 1995年にイギリスに調査に行き、彼の地ではVS(ビクティム=サポート)…

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作者:中村 元レビュー: 佛教語大辞典 縮刷版 中村先生が、この辞書の原稿を出版社の事故で失くされたのを、断固たる決心で作り直したことは知られている。日本に仏教は中国を通じて漢字でもたらされた。お経は永く伝来の漢字のまま読誦された。明治になり…

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作者:チャールズ シェフィールドレビュー: 太陽レンズの彼方へ―マッカンドルー航宙記 (創元SF文庫) (文庫) シェフィールドの作品はあんまり好きじゃないんだけど、本シリーズの前作である『マッカンドルー航宙記』だけは例外で、かなり好きだった。その続…

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作者:林 友彦レビュー: ニフルハイムのユリ (創元推理文庫) (文庫) イラストが米田仁士に代わった『ニフルハイムのユリ』。項目数はやはり1000。後半の迷路は減って、その分正味の冒険は増えたことになります。舞台が雪国なのですが、良く雰囲気を出してい…

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作者:大滝 啓裕レビュー: 暗黒教団の陰謀輝くトラペゾヘドロン (文庫) H・P・ラヴクラフトのホラー『クトゥルー神話』を題材としたゲームブック『暗国教団の陰謀―輝くトラペゾヘドロン』です。他のホラーゲームブックの傾向同様、デッドエンドが多く難易…

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作者:レビュー: フェイバリット英和辞典 (単行本) 教科書出版会社として定評ある東京書籍の学習英和辞典。なんといっても引きやすく見やすい。重要語には語法が囲み記事としてまとめられており、言葉の使い方の微妙なところを丁寧に解説してくれている。ま…

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作者:結城 千代子レビュー: 探究のあしあと―霧の中の先駆者たち 日本人科学者 (教育と文化シリーズ) (単行本) さまざまな時代の偉大な科学者たちのことが、詳しく、写真なども豊富について書かれている。資料としての価値も高いうえに、読むだけにも適する…

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作者:高田 宏レビュー: 和紙千年 (ハードカバー) 紙を買いに、名古屋市熱田区の「紙の温度」というお店に常備していました。和紙についていろいろ知ることができました。和紙には千年以上の歴史があります。和紙についてのいろいろ知ることができます。 更…

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作者:ピーター・F. ハミルトンレビュー: マインドスター・ライジング〈上〉 (創元SF文庫) (文庫) 鶴田謙二の表紙にひかれて買ってしまったが、謎解き要素があるにもかかわらず、あまりにストレートで寄り道やどんでん返しのないストーリーに唖然。そのくせ…

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作者:谷村 志穂レビュー: 十四歳のエンゲージ (講談社文庫) (文庫) 中学生の頃にはじめて読んで、今でも何回も読み返してます。暗いストーリーだけれど、吸い込まれるのです!背景の景色の表し方がとても好きです。谷村志穂さんは冬を舞台にしている作品が…

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作者:ロイス・マクマスター ビジョルドレビュー: 無限の境界 (創元SF文庫) (文庫) 骨格がもろく、背骨がまがっているハンディをもった、軍人貴族マイルズが主人公のSF小説が三篇納められた本です。 肉体的なハンディを頭脳と勇気でカバーして帝国士官学…

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作者:レビュー: 面接対策英検2級 (平成17年度版) (Be brave!) (単行本) 本書では、2次試験の質疑応答の流れをつかむためのガイダンス(試験2回分)と会話表現集、4回分の予想問題から構成されています。予想問題では、質問に対してどう答えれば高得点を…

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作者:ヴァーナー ヴィンジレビュー: 最果ての銀河船団〈上〉 (創元SF文庫) (文庫) 上下巻に分かれておりページ数もなかなかのものですが、飽きさせずに最後まで楽しめました。上巻の半ば過ぎまで誰が主人公か良く分からない所も(私がにぶい?)良い意味で…

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作者:H・G・ウェルズレビュー: 宇宙戦争 (創元SF文庫) (文庫) 宇宙人来襲というSFの古典。もっと地球人vs火星人のドンパチシーンがメインかと思いきや、逃げ惑う人々の描写などがメインなので、地味だけども、妙な生々しさは感じた。最後の、地球にあるア…

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作者:松尾 由美レビュー: バルーン・タウンの殺人 (創元推理文庫) (文庫) 「バルーンタウンの密室」で前代未聞の密室トリックにコメントする気も失せ、「なぜ、助産婦に頼まなかったのか?」ではあまりのバカらしさと巧さに呆然とする(いや、真剣に巧い)…

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作者:ジョナサン・キャロルレビュー: 木でできた海 (創元推理文庫) (文庫) ジョナサン・キャロルは初めて読みましたが非常に気に入りました。まず訳が良いのでマケイブが生き生きとしています。何度も笑いが口から漏れてしまいましたがそれもこの訳のお陰…

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作者:大崎 梢レビュー: サイン会はいか??! ??―成風堂書店事件メモ (ミステリ・フロンティア) (単行本) 成風堂書店シリーズも三作目。前作が殺人事件も絡んだりしてきな臭かったし、長編で途中だらけてしまうところもあったんですが、今回は短編集で、きち…

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作者:田村 俊作レビュー: 新訂情報サービス論 (新現代図書館学講座) (単行本) 図書館に関連する情報サービスに関する本。図書館の情報サービスの遅れに自覚がないのだろうか。理論体系が情報サービス産業のほんの一部しか含んでいない。なぜ図書館は広範囲…

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作者:H・H・エーヴェルス他レビュー: 怪奇小説傑作集5【新版】 (創元推理文庫) (文庫) ドイツ・ロシアの怪奇小説の傑作を集めた作品集。国が変われば怪奇も変わるのか、英米仏の作品とはまったく違った趣が楽しめます。本書でもっとも強い印象を受けたのは…

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作者:出口 保夫レビュー: イギリス四季暦 (単行本) 渡英直前にこの本にめぐりあいました。きれいな表紙に、優しいタッチの挿絵、作者の優しい感じのする文章から英国に関するイメージがとてもこまやかに想像できました。実際、渡英してからも渡英後も、こ…

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作者:ルイス・ベイヤードレビュー: 陸軍士官学校の死 上 (創元推理文庫) (文庫) さらには、今更のエドガー・アラン・ポーの探偵役なんて、どうにもテンポ悪るそう、面白くなさそうで、これはパス、読むのは止めようと思っていたのですが、週刊誌の書評があまりに良かっ…

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作者:レビュー: 逃げゆく物語の話 ゼロ年代日本SFベスト集成<F> (創元SF文庫) (文庫) 2010年発行。山本弘や沖方丁などのど真ん中なSFも収録されてはいますが,どちらかといえばSFの周辺にある「すこし・ふしぎ系」のお話が中心。オールドファンの私…

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作者:レビュー: 緑・花試験 公式全問題集 平成21年度版 (単行本(ソフトカバー)) 試験を受けたことがない人が、問題傾向をつかむためにはよいかもしれないが、内容を完全に叩き込んだとしても、前年度の問題との関連問題は5問前後で、知識としての試験対…

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作者:キム・スタンリー・ロビンスンレビュー: 永遠なる天空の調 (創元SF文庫) (文庫) ~太陽系縦断ツアー、大統一理論の音楽、永劫回帰と自由意志問題、各惑星の環境と住民、そしてツアーを阻止する陰謀…などなど、まさしく豪華絢爛なプロットです。しかし…

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作者:鈴木 直人レビュー: パンタクル (創元推理文庫) (文庫) あのメスロン、ってどのメスロン?……という方でも楽しめます。が、やはりドルアーガ三部作をプレイしたことのある人の方がより楽しめるであろうことは確実な『パンタクル』です。もしも主人公が…