Book Review!


作者:益田 朋幸


レビュー: ピーターラビットの謎―キリスト教図像学への招待 (単行本)

学生時代に益田教授の講義を受けていました。絵画にはきちんとしたルールがあって、聖書や神話の登場人物にはシンボルマーク、シンボルカラー、シンボルとなる草花など細かく定められており、それを手がかりにその絵が何を意味するのかが必ずわかるようになっている・・・。そういった図像学を「イコノロジー」といいますが、ロクに知らずに受けた最初の講義で披露されたのが、この「ピーターラビットはキリストの受難を描いたもの」という話。たくさんの図版を参照しながら明解に解説されていく講義に目からウロコで興奮したのを思い出します。それ以来、キリスト教図像学、聖書などの知識にはまり、海外の美術館や教会をめぐるのが趣味となりました。
「イコノロジー」に関する入門書としては若桑みどり??!
?作もおすすめです。


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