Book Review!


作者:晴山 陽一


レビュー: TOEIC「超」必勝法 (ちくま新書) (新書)

直接のTOEICの記述は最初の数十頁しかない。
後半はなにやら英語でことわざを勉強する羽目になる。TOEIC対策ということではなく、英語の対策ということで、である。試験の点数としての英語よりコミュニケーション手段としての英語が大事だなどといってそういう展開になるのだが、ちょっと待てと言いたい。
したがってタイトルに偽りあり、である。最初の数十頁で、若干の小技を習得できるほか、おもしろい指摘として、「TOEICは英語の試験と言うよりは情報処理の試験である」というものがあり、これはTOEICの本質を突いているかもしれない。あとは大したことない。何故著者がTOEIC初挑戦で730点をたたき出したか?それは、英語の教材出版に関わっていたからである。なんだ、いくらリスニングに疎いと言ったっ?!
??、これはただ単に実力のある人が順当に点数を出しただけじゃないか。勉強に多大な時間を費やして、それでも点数が伸び悩むような人はこの本の数十頁をよんで役に立つかもしれない。


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