Book Review!


作者:藤原 和博


レビュー: 味方をふやす技術―[よのなか]の歩き方〈3〉 ちくま文庫 (文庫)

コンセンサスや調和が重視された時代には、時に個人の主張を抑制しなければならないことがあったと思います。
こうして自分を抑制する代わりに敵を作らないことが許されてきました。
逆に言えば、自分を主張するためには敵を作ることを受け入れなければならず、そのことを覚悟しなければならない。本書は、そのことを端的に述べています。すべての人が意気投合したり、意見を同じくするということは、実に考えにくいことだという前提で話が進みます。あとはいかにして実行するかです。これが一番難しいということは著者も同意してくれています。
読んでいて気持ちが少し楽になれる本だと思います。


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