Book Review!


作者:四方田 犬彦


レビュー: 「かわいい」論 (ちくま新書) (新書)

現代語の「かわいい」が形容詞と感動詞をごっちゃにしたような使い方をされていること=言語文化の変質という事象と、アニメ文化や萌えなどの日本カルチャーの分析が同時並行で行われていて、わかったようなわからないような、というか論点が定まらない印象で読んでいて疲れました。

メディアで使われる「かわいい」を論じた部分は特に筆者の論旨に合うよう事実を無理無理にカテゴライズしているように読めて、共感できず。

アウシュヴィッツまで手をひろげるに至っては些か大風呂敷の感を免れず。


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