Book Review!


作者:スチュアート カウフマン


レビュー: 自己組織化と進化の論理―宇宙を貫く複雑系の法則 (単行本)

一時流行った"複雑系"。もう終わったのかというのは浅薄。
主流の物理学者からの批判もなんのその、今も複雑系のアプローチは連綿と続いてます。
この本は、今や複雑系の大家となったカウフマンの著作。化学スープ(反応拡散系)からいかにして細胞が出来るのか。また遺伝子進化がランダムなら"良い"進化できない理由をNKモデルを用い説明し、自然淘汰が"良い"進化をもたらすためには自己組織化が不可欠だと言うことを簡単なモデルで説明します。素晴しい。進化の論理が"科学の宝"として発見されるにはこのような大胆な一歩が不可欠だと思う。


更に詳細を見る