Book Review!


作者:大倉 崇裕


レビュー: 聖域 (単行本)

3年前のある事件から山に背を叛けて行きて来た草庭(くさば)。そんな彼が、学生時代からのコンビであり親友であった安西を山で失う。山に慣れ、そして技術的にも遭難したとは思えず…。草庭は、安西が滑落した真実を探しに再び山に向かう…!?★登山ミステリーです。しかし、登山の知識がない私でもすんなりと受け入れられてラストまでドキドキしながら読む事が出来ました。★単なるミステリーに終わっていない所もポイントアップです。草庭を取り巻く人間関係。そして、自らの居場所が掴めずにいる草庭が、自分の本当の場所を見付けて行くまでの過程がとても良かったです。★ミステリーに関しては、「まさか…!?」と言った部分があってすっかり騙されてしまいました。★山という自然の領域、そしてそれ??!
?立ち向かう姿もすっきりと描かれていて清々しいものを感じました


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