Book Review!


作者:高田 恵子


レビュー: ジョン・ブルの誇り (創元推理文庫) (文庫)

ホームズの時代を舞台にした、ロンドン市警察の警官二人のミステリー。スコットランドヤードではないので、あしからず。
主役の一人はジョゼフ・ブラッグ部長刑事。中年の硬骨漢。もう一人がジェイムズ・モートン巡査。巡査だけど貴族。それもかなり上流の。その上流の知識が結構役立つこともあり、二人のコンビはなかなかいい感じになっていく。
ブラッグは実に正義感に溢れた武骨な男のようだが、実は結構お茶目だと思う。フランスに出張して食べた料理を気に入るも、それがカエルの肉と知るやトイレに駆け込んだり(^^) 一方で、結構とんでもない人なので、決して四角四面ではない。どれほどとんでもないかは、ラストまで読んでもらう他ないが。
取り敢えず、続きがあるなら読んでもいい本。ところで、ジョン・ブルって何?


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