Book Review!


作者:ヘンリ・セシル


レビュー: メルトン先生の犯罪学演習 (創元推理文庫 145-1) (文庫)

長年アメリカの大学で講義し、法理論とローマ法の権威として知られるメルトン先生、縁あって生まれ故郷のイギリスの大学にくることとなる。イギリスに到着早々、駅で転んで頭を強くうちつけてしまい、後遺症はないと一安心していたところ、いざ講義がはじまってみると・・・。このメルトン先生が語る(他の人のときもあるけど)、法律の抜け穴の話、オチ話、ブラックジョークの数々。どれもヒネリがきいていて、なかなか楽しいショートショート集になっています。が、さらにそれよりおもしろいのが、話の間にはさまっている、メルトン先生とその周りの人々の行動。最後にはどうなるのか、オチはミエミエかもしれませんが、ちょっとヘンになっちゃったと思われ精神病院に収容されたかと思えば、患者と仲よくな??!
?たり、さらにはそこからの大脱出(?)と大騒動を巻き起こし、この次は?この次は?と楽しく読み進めることができますよ。


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