Book Review!


作者:養老 孟司

レビュー: まともバカ―目は脳の出店 (だいわ文庫) (文庫)

白日社 脳と自然と日本 2001、手入れ文化と日本 2002 を文庫化。

基本的には養老ワールドに変化は無い。脳が化けた脳化社会になり、「知」は若い人たちにはノウハウになっている。

自分が育って来た様に育てないことが「進歩」になっている。

人間にとって自然が遠ざかると、人間の家畜化が起こってくる。

社会は「考えない前提」を置いてきている。

都会では女、子供が損です、それは、より自然に近いからです。

ああすればこうなる、こうすればああなるといってものごとを進めていくことを、私どもは「進歩」と長いあいだ呼んできました。それはそれでいいのですが、じつは人間の一生は、それだけじゃない。なぜならば、人の一生そのものは、ああすればこうなる!
と明らかに決まっていません。

養老先生の考えとますます逆方向に進んでいる様に見える日本。

「考える」事の重要性を考えねばなるまい。


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