Book Review!


作者:山根 貞男

レビュー: 日本映画の現場へ (リュミエール叢書) (ハードカバー)

 単なる映画批評とは異なり、撮影現場へ出向き、その場の雰囲気と出演者、監督らのインタビューを織り込んだものです。これを読んでいると、ぜひ映画そのものを見たくなります。ここに描かれている現場で作られたものならば、きっとおもしろいのではないかと思わせるものばかりです。映画産業が斜陽化していった80年代の作品がほとんどです。でも、斜陽化しているからこそ、日本映画をなんとかしなければいけないという熱気が伝わってきます。
 残念ながら私はほんのわずかしか見ていません。21世紀になった今、ビデオであってもどれくらいのものが見ることができるのでしょう。でも、ぜひ見てみたい。そんな気にさせてくれた本でした。


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