Book Review!


作者:松浦 理英子

レビュー: 裏ヴァージョン (単行本)

物語は突然、アメリカを舞台とした短編小説で始まります。次々に提出される20枚の短編小説とそれに返される批評。それは次第に「挑戦」と「応酬」の形をとりはじめ、エスカレートして行きます。その先には何があるのか。SMや同性愛のイメージの非日常性が、だんだんと薄れてきた時、そこに見えてくるのは誰もが感じたことのある限りなく切ない一つの「青春小説」。最後まで目をそらさないことをお勧めします。


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