作者：舘岡 洋子
レビュー： ひとりで読むことからピア・リーディングへ―日本語学習者の読解過程と対話的協働学習 (単行本)
名著です。外国人が日本語を読むという行為のプロセスに注目してワークショップのような方法論を発想したというところがすごい。それによって問題解決や学習のストラテジーが訓練できるとあるところなどは、相互編集的なコミュニケーションによる学習の普遍的な可能性をも示唆していると感じます。創造性あふれる社会をつくるための重要な提起をしている本だと言えましょう。専門書ですが読みやすい文章です。多くの人にお勧めします。
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