Book Review!


作者:稲葉宏爾


レビュー: パリ右眼左眼 (Pen BOOKS) (単行本)

典型的なパリの観光ガイドのような本ではない。地下鉄の駅に張られている
ポスターやカフェのテーブル、テーブルの脚、門柱の上に置かれた花壺など、
言われてみればなるほどそうなんだよなと思わずうならせるようなレベルの
ちょっとしたオブジェクトについて写真と厭味のないうんちくを集めた本。
雑誌に連載されていたものを抜き出して加筆し1冊にまとめたと書かれている。
文章は短く、簡潔だがそれゆに突っ込みは浅くややもの足りない気はする。

 ちょこっとパリを知っているレベルの自分にとってはとてもおもしろい。
ぜひまたパリに行って、細かなことを確かめてみたくなる、そんな1冊です。


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