Book Review!


作者:ジョン ニューマン


レビュー: オズワルド―「ケネディ暗殺犯」と疑惑のCIAファイル (単行本)

ケネディの暗殺犯としてその日のうちに捕らえられ、ジャック・ルビーという男に多くの警官の目の前で暗殺され、奇しくもケネディと同じ病院で亡くなったオズワルドに関してCIAが持っていた情報を丹念に検証した本である。日本の厚木にいたこともあるという経歴が興味を引く。ソビエト連邦に亡命を申請してから、ことあるごとにCIAには情報が溜まっていく・・・。亡命した人間がいとも簡単にアメリカに帰ってくる(しかもソ連で結婚した妻も連れて)という摩訶不思議なことが起こり、帰ってきてからどんどん仕組まれた大きな陰謀に組み込まれていく。CIAがどこまで関与していたのか・・・興味は尽きない本である。他のいわゆるケネディ本とは一線を画した実証的な本であるが、全ての資料が公になってい?!
??いので結局は謎は深まるばかりである。やはり全ては2039年まで待たねばならないのだろうか?


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