Book Review!


作者:サマセット モーム


レビュー: アシェンデン (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) (新書)

 1928年の作品、古いなあ。モームって「月と六ペンス」のサマセット・モーム?文豪と呼ばれてる人だよね、そんな人が書いたスパイ小説、おもしろいのかなあ。などと、あんまり良い印象を持たないまま読み始めたのが、いつのまにかすっかりハマッてた。読み終わった後は、さすがは文豪、違うなあ。などと勝手なことを思う始末。自分の体験を元に書いた小説ということだそうで、同じスパイ小説「007」シリーズのような波瀾万丈な物語ではないけど、どの短編もしっとりと味わい深い。まだ未読のかたにはおすすめです。私のようにイメージだけで読まないでいるのは、もったいないですよ。


更に詳細を見る