Book Review!


作者:ピーター・キャメロン


レビュー: ママがプールを洗う日 (単行本)

初めてこの本を読んだのは、今から20年前の1990年のこと。
それ以来、ふとしたタイミングで読み返している作品です。
不思議と古さより、読むたびに新鮮さを感じる本です。

お勧めは、最初に収録されていて本のタイトルにもなっている ママがプールを洗う日 です。

切なさを感じた時に ダイヤの外れてしまった指輪の台座(爪の部分) のイメージが頭に浮かんでくるのは
この作品を読んでからのことです。

空を掴むように広げられた堅い爪 が、とても切ないイメージにピッタリと結びついています。

いつでも気軽に読めて、作品の中に吸い込まれるようなストーリーですが
夏のシーズンに、プールの香りが漂ってくるような場所で読むと、より臨場感があると思います。

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??に夏にお勧めの一冊です。


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