Book Review!


作者:永沢 光雄


レビュー: 強くて淋しい男たち (ちくま文庫) (文庫)

私と同世代に属する永沢光雄の本質はズバリ浪花節!『弱くて寂しい』永沢光雄の手にかかると、あまり光が当たらずにパッとしなかった男までが妙に親しみを覚えて、その生き様にグッと目頭に熱いものまでこみ上げてくる。『そうなんだよなあ、みんな寂しいんだよなあ』って学生時代に授業をサボって観た寅さん映画と重なる体臭がある。そう永沢光雄はペンを持った車寅次郎なのかも?でも永沢さんお体ご自愛ください。くれぐれもお酒を控えめに・・・。


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