Book Review!


作者:氏家 幹人


レビュー: サムライとヤクザ―「男」の来た道 (ちくま新書) (新書)

読みながら、サムライとヤクザを一冊の本にまとめるのは無理だなと感じていたら、著者自身もエピローグで「奇妙な本」と評していたのは笑えました。
とはいうものの、面白い切り口で江戸時代の男たちの風俗や思考の変遷を教えてくれるし、昔東映の映画で感動したことのある任侠の起源にも触れることができ、全体としてはちぐはぐですが、個々の史実に関しては面白く読めました。
面白く読めた原因としては、この種の本では古文がそのまま引用されていることが多いのですが、それを極力避けて現代文で意訳して紹介していることにあると思います。


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