Book Review!

作者：高瀬 淳一


レビュー： できる大人はこう考える (ちくま新書) (新書)

「できる大人」、すなわち、「社会的妥当性をふまえた振る舞いや判断」ができる人間になるには、どうすればいいか？
「多くの能力開発本が”社会的まなざし”を欠いている」と批判する著者が、建設的な社会活動を願って書かれたトレーニング集。

「定義（明確さ）」・「程度（適切さ）」・「視点（多様性）」・「分類（分析評価）」・「総括（総合判断）」の５つのポイントから、
実例やトレーニング問題を織り交ぜながら”社会活動に有益な考え方”を学びます。

内容はたいへん読みやすく理解しやすいものですが、社会人として十分に経験のある方、
とりわけ、コミュニケーション・スキルについての訓練をされた方にとっては、既知の内容かもしれまん。
その場合は、すでに「でき??!
?大人」だそうですので。

どちらかといえば、これから社会に出る学生や、訓練を受ける機会のなかった人向けかもしれません。
自分はまだまだ「こども」だなあ、もっと「大人」になりたいなあ、と願うわたしには、まだまだ効き目のある一冊でした。


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