Book Review!


作者:大内 伸哉


レビュー: 雇用はなぜ壊れたのか―会社の論理vs.労働者の論理 (ちくま新書) (新書)

基本的な労働問題を、労働者側の視点、経営者側の視点および公益側の視点
(この視点は明示されていませんが、著者の立場がこれに当たります)の
3つの視点から検討するという、労働法の世界では、当たり前の手法で
検討してみたという内容の本です。
他の方が指摘されているとおり、「雇用はなぜ壊れたのか」という単一の
問題を分析した書ではないし、明確な主張が述べられている書でもありません。
格差はけしからん、非正規社員問題を政治的に解決しろとお考えの方が、
自分の考えを補強する材料を求めて読むとがっかりすることになると思います。
その点、ご注意ください。


更に詳細を見る