Book Review!


作者:ポール クルーグマン


レビュー: 経済政策を売り歩く人々―エコノミストのセンスとナンセンス (単行本)

 P・クルーグマンは当代きっての切れ者だ!普通は正統派の学者は世間に対して物申すことをしないが、これを買って出たのがP・クルーグマンだ。新聞記者、傍流学者、錯覚、誤解、およそ経済学を学んだものならばありえないような初歩的なミスを、世にはびこる専門家と称する有名人達が堂々と発言していることに、著者は原著で激しく(日本語では穏当な表現で)批判しているのである。また米国の大統領府・議会にはびこり政策についてアイデアを売り込む政策プロモーター達の経済についての無理解とその影響についても論じている。ともかくも一読に値します。分厚いけど読みましょう!副題どおり「センスとナンセンス」がわかった時には、あなたは満足感と共に心に笑いが生じるでしょう。


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