Book Review!


作者:井上 理津子

レビュー: はじまりは大阪にあり (ちくま文庫) (文庫)

かつては、東京をも凌駕する賑わいであった大阪が沈滞気味であるように伝えられています。そんなときにこの本を読んで、やっぱり大阪っていいなぁ、と感激しました。何といいますか、商売人の発想といいますか、商いっていう感じがするのですね。大阪弁で言うと、それ、おもろいやんか、というアイデアが親近感を呼び起こしてくれます。何かしら、近い感じがするのは、民間人、商人といった人々から生まれでたアイデアからかもしれません。回転寿司、インスタントラーメン、ビヤガーデン、レトルト食品、カラー下着、カッターナイフ、プレハブ住宅、焼肉屋、ネオンサイン、クレパス・・・。どれも庶民的です。これが大阪なんですね。21世紀、庶民的な発想がとても大切な感じがしました。


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