Book Review!


作者:梅津 時比古


レビュー: フェルメールの音―音楽の彼方にあるものに (単行本)

フェルメール」に目がとまって読んだ。フェルメールの絵には,古楽が相応しい・・・と思っていたから。同時に,数少ないフェルメールの絵にこれだけの文章?と疑問に思いながら・・・
(私は音楽が好きなこともあり,美術館で絵を見ながらそれに相応しい音楽が流れていたら・・・と思うことがよくある。)しかし,フェルメールに限定されていなかった。これはよい意味で予想が外れて,よかった。
著者は,非常に細やかな感性で,私の感じ得なかった「音」を聞いている。
これを読んで,もう一度聞きなおしてみよう,CDを探してこよう,と思った曲がいくつもできた。
(欲しいCDが一気に増えてしまうことが,この本の唯一の欠点かもしれない!)午後のゆったりとした時間,この本をガイドにしばし音楽の!
中に浸っていたい,と思わせる本。


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