Book Review!


作者:ロバート・シルヴァーバーグ


レビュー: 時間線を遡って (創元SF文庫) (文庫)

時間旅行を扱った傑作である。
時間旅行を使った遊びがたくさん出てきて、アイデアの量はかなりのものである。
例えば、イエスの処刑見物ツアーのタイムパラドクス。
あまりにもたくさんの未来人が見に来るので、見物者は全員未来人になってしまう。
全体的には、性的な話題が多くでてくるので、要注意。
自分の母系先祖すべてと性交渉をもつのが夢で、先祖の女を求めて過去へ旅しつづける男とか。
浮気性で有名な中世貴族の婦人のところへ未来から浮気ツアーがやってきて、毎夜の浮気相手が未来人ばかりだとか。
なんだかもう、そんなのばかりである。
だが、面白いので読んでみるべきだろう。
時間旅行ものの最高傑作は、この本かもしれない。


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