Book Review!


作者:エドワード・D・ホック


レビュー: サム・ホーソーンの事件簿3 (創元推理文庫) (文庫)

アメリカの田舎町ノースモントと、サム・ホーソーン先生の周りでは、相も変わらず不思議な事件が目白押し。この町じゃ大変だろうと保安官に同情を覚えつつ、ホーソーン先生の鋭い推理が楽しめます。

と、好きな作家の好きなシリーズなのでほめたいところではありますが、『サム・ホーソーンの事件簿1、2』と比べると、全体的に小粒になったような・・・。短編のシリーズもの、ある程度のマンネリ化は仕方の無いことで、三冊目、初めて読んだときのような新鮮さを感じることができない、読みなれたということもあるのかもしれませんが、事件の不思議さ、トリックとその解決が絶妙だった『1、2』収録の作品に対し、あまりに事件の不思議さばかりにとらわれすぎているように感じられました。

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?末についている作品リストを見ると、まだまだホーソーン先生のシリーズは続いているようなので、次作以降はあの鋭い切れが戻っているといいなぁ。


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