Book Review!


作者:F.W.クロフツ


レビュー: フレンチ警部と紫色の鎌 (創元推理文庫 106-7) (文庫)

フレンチ警部の執念と緻密な捜査は
従来と変わりはありません。

ところがこの作品は最初からあらかじめ
犯人がわかっているのです。
なのでじわじわと犯人を追い詰めていくのが
この作品の醍醐味ですね。

ちなみに一人の女性がこの作品を
よいものに仕上げてくれています。
無論フレンチ夫人もそうなのですが、
哀れな女性、モリーが勇気を振り絞ってくれたからこそ
この作品はよいものになっているのです。

最後の犯人の悪あがきのところで
読者のワクワク度は最高潮に達することでしょう。


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