Book Review!
作者:ジョン・C. ボーグル
レビュー: 米国はどこで道を誤ったか―資本主義の魂を取り戻すための戦い (単行本)
アメリカを株式会社に見立て、現在のオーナー資本主義からマネージャー資本主義に移行してしまったことによる問題点を提起している。
株主を軽視したCEOの報酬の高さやミューチュアルファンドのガバナンスの欠陥を指摘し、問題の本質を探っていく。(このあたりはクルーグマンやスティグリッツの考え方と似ている感じがする)
また、アダムスミス、シュンペーター、ケインズなどの言葉を(時には聖書から)ぴったり引用し、(これは素直にうまい!)資本主義本来の価値に戻ることを説いている。
〜自分のことばかりではなく、他人のことに関心を持とう〜
読んで損はないと思います。でも、この価格帯の本には良書が多いです。
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