Book Review!


作者:鄭躍軍

レビュー:レビュー対象商品: 統計的社会調査 心を測る理論と方法 (単行本(ソフトカバー))

本書は、2色印刷で、内容が豊富であり、値段が安い。
本書は、約300ページの紙面を用いて、調査の基本概念、調査の種類、調査の手順、標本抽出理論と方法、調査法の設計、実査、調査結果の整理と集計、データの集計と分析、調査報告と結果の公表など社会調査研究におけるプロセス全般について解説している。調査データ分析に関しては、量的データ、質的データに分けて、データの要約、多変量データ解析(回帰分析、判別分析、主成分分析、因子分析、クラスター分析、数量化'V類、ロジスティック回帰)など多くの内容を簡潔に、わかりやすく説明している。本書の最後には、筆者が長年行った国際比較調査の経験に基づいて、国際比較調査について紹介しており、研究経験と成果の結晶であるとも言えよう。各章末に?!
??練習問題を用意してあるので、社会調査法の講義[社会調査士資格(学部)・専門社会調査士(大学院)の関連科目]のテキスト、あるいは参考書としては適している。ただし、多変量データ解析を学んでいない学生を対象とした1学期の講義のテキストとした場合は、取捨が必要であろう。特に多変量データ解析の部分については。また、社会調査に関する研究者の参考書としても価値がある本である。


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