Book Review!


作者:藤川 裕晃

レビュー:レビュー対象商品: 多層階工場レイアウト入門―国内回帰する工場のあるべき姿をめざして (単行本)

世界に冠たる日本の製造業では、生産性と品質を上げるために工場においてはありとあらゆる事が工夫されてきたと思う。しかし、意外や意外、柱の位置やエレベータの位置など工場そのものの建設についてはこれまであまり研究対象になっていなかったのだ、という事実がこの本を読むとよく分かる。しかしよく考えてみればそれもそのはずで、生産管理の専門家も経営工学の専門家も、建築物の構造や施設管理の知識はないので、建物としての工場が建ってからが自分達の出番だと思ってしまうのだろう。また工場を多層階にせざるを得ないのは土地に余裕がない日本独特の事情でもあるため、世界的にもこの分野の研究は稀有だろう。経営工学の専門家でありながら工場を建設する側の経験も積んでいる著者の実務者としての??!
?点は、工学を学んだ者として大いに啓発された。


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