2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

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作者:クラフト・エヴィング商會レビュー: ないもの、あります (単行本) この本は、小説ではありません。エッセイでもありません。もちろんルポルタージュでも学習参考書でもない。強いて言えば、まぁ一種のコラム?見る目で見れば慣用句辞書かも?でも、や…

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作者:風野 真知雄レビュー: 耳袋秘帖 麻布暗闇坂殺人事件 (だいわ文庫) (文庫) 「耳袋秘帖」シリーズの第8作。 このシリーズは、すごいスピードで書かれている。第一作が出てから1年もたっていないのに、もう8冊目である。どういう書き方をしているのか…

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作者:有森隆レビュー: 秘史「乗っ取り屋」 暗黒の経済戦争 (だいわ文庫) (文庫) 戦後の日本と共に駆け上がった時代の寵児と最近のIT起業家のM&Aなど、時代の転換期にはこうしたギラギラした発想と俊敏なる行動力ある人が秩序を作るのかと思わせる一冊だと…

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作者:レビュー: リュミエール元年―ガブリエル・ヴェールと映画の歴史 (リュミエール叢書) (単行本) 1895年に「シネマトグラフ」として映画を誕生させたフランスのリュミエール兄弟は、その名は多少なりとも知られてはいても、具体的にどのように映画に…

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作者:毛利 子来レビュー: 障害をもつ子のいる暮らし (単行本) 自分の子供に障害があることが分かったとき多くの親は どうやってこの子を育てていけばいいのだろうと途方に暮れてしまいます。そして障害があることは可哀想、不幸であると決めつける現代日本…

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作者:ジャン=イヴ タディエレビュー: 評伝プルースト〈上〉 (単行本) うわあ、値段が高い…だから私は図書館で借りてきて…このタディエ氏の文章に熱中いたしました。読んで正解。ちくま版(つまり井上究一郎版)「失われた時を求めて」とつき合わせて読んで…

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作者:杉田 望レビュー: 天才大悪党〈上〉―昭和の大宰相田中角栄の革命 (だいわ文庫) (文庫) 私は田中角栄に興味があり、「角栄」本をよく読んできました。類書と同じく角栄の一代記という体裁です。ただ、全くのノンフィクションではないようで、若干作者…

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作者:秋山 さと子レビュー: 「恋人という他人」の深層 (Quality of life series―女性の本棚) (単行本) この本に出会ったのは私が高校生の時で、初めて「秋山さと子」という人を知った時もこの本でした。当時私は「人生の指針」というか「女性の生き方」と…

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作者:鈴木 秀子レビュー: 臨死体験 生命の響き (単行本) 幸せに生きるためには自分自身をどういう方向に成長させていけばよいのか、自分自身がどういう風に変わっていけばよいのかについてやさしく指南してあります。これまでの鈴木秀子先生の集大成のよう…

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作者:青木 義巳レビュー: 青木・ミントンの英語ポイント英作文 (新書) 代々木ゼミナールの黄金時代の礎を気づいた大物講師。予備校全盛時代1980年代から1990年代まで代ゼミ看板講師。都立高校教諭、サラリーマンなどの経歴をもつ。先生はパフォーマンスに…

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作者:風野 真知雄レビュー: 耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前 (だいわ文庫) (文庫) 耳袋というアヤカシものをまとめた本の作者として有名な南町奉行所の奉行根岸肥前守。耳袋自体は話の中にちょこっとしか出てこないので、ソレを期待して読む本ではない。赤鬼奉…

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作者:石原 大作レビュー: 一生使える国語力―四つの力で文章が読める (単行本) 国語力の基本は要素分解である。すなわち、重要な部分とそうでない部分に分けることである。これが出来るのと出来ないのでは雲泥の差がある。要素分解の方法として、本書では文…

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作者:ジャン・クロード ボローニュレビュー: 羞恥の歴史―人はなぜ性器を隠すか (単行本) 『創世記』の出来事、蛇の誘惑に敗れた女が禁断の果実に手を伸ばし、次いで女に唆されるままに、男も果実を口にする。すると「二人の目は開け、自分たちが裸であるこ…

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作者:レビュー: 命題コレクション社会学 (単行本) 社会学を学ぶ人なら手にとってみる価値がある本。第一線の社会学者たちが社会学の基本的な命題に対して簡潔な答えを提供してくれている。社会学初修の人には難解かもしれないが命題に対する答え方それぞれ…

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作者:大田垣 晴子レビュー: O (No.10) 大田垣晴子責任編集 O(オー) (単行本) 第一特集の少女漫画は、著者の好きな(好きだった、かな?)作品の紹介のような感じです。世代が少し違うので「懐かしい!」となれなかったのは残念ですが、画文(取り上げた作…

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作者:加藤 シヅエレビュー: 加藤シヅエ104歳の人生―大きな愛と使命に生きて (単行本) 母の姿を見て娘は育つというのを実感。凛とした女性というものはこういうものなのだと改めて背筋が延びる。こういう母になって娘と一緒に生きていきたいと思った。 更に…

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作者:磯淵 猛レビュー: 二人の紅茶王―リプトンとトワイニングと… (単行本) プロローグは、アイルランドの「ジャガイモ飢饉」の話から。現在、英国人より紅茶の消費量が多いこの国の人々は、飢饉の為、世界中にちらばって紅茶を広めた。もう戻れない国を思…

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作者:『精選国語総合』編集委員レビュー: 精選 国語総合 準拠課題ノート 解答付 (単行本) とりあえず、買ったら、わかるすよ 更に詳細を見る

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作者:加藤 典洋レビュー: 考える人生相談 (単行本) 雑多な人生相談に著者が短い文章で答えていく形式となっている。このようなスタイルでは町田康や村上春樹のものも読んだことあるが、いずれも、順序など気にせず、気の向いたページから読むことかできて…

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作者:竹内 一正レビュー: 松下!なぜ「危機を飛躍」にできたのか (だいわ文庫) (文庫) 松下電器をV字回復に導いた中村前社長の「あんたはえらいっ」という本です.松下電器とアップルコンピュータに勤務した著者によると,松下はいわゆる大企業病であったよ…

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作者:富田 一彦レビュー: The Word Book とみ単 (単行本(ソフトカバー)) 発売日が延びに延びてやきもきしていたが、ついに出たという感じの富田氏の単語帳。結論から言うと、英単語の暗記という避けて通れない課題に富田式で真っ向に応えた快作だと思い…

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作者:加藤 シヅエレビュー: 百歳の幸福論―悔いなく今日を生きるための知恵 (単行本) 娘の加藤タキさんの凛としたコラムは好きだったが、その筋の通った暖かさはこの母から学び取ったものなんだと思った。近年亡くなったが、その生き様は娘に受け継がれてい…

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作者:趙 治勲レビュー: おぼえたての碁―はじめたばかりの碁がたちまち強くなる (単行本) 碁はルールが単純なので、誰でもすぐに覚えられるゲームです。しかし、いざ打ち始めてみると「単純すぎて何をどうしていいか分からない」「デタラメに打っているみた…

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作者:今尾 恵介レビュー: 鉄道手帳 東日本編 (単行本(ソフトカバー)) 東日本を走る鉄道を、路線のプロフィール・そこを走る車両・停車駅や撮影スポットまで、路線ごとにわかりやすく解説してくれています。上記の情報が1ページで収められているので、筋…

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作者:入江 曜子レビュー: 我が名はエリザベス―満洲国皇帝の妻の生涯 (単行本) 一人称で描かれているため、つい本人の言葉であるかのように誤解してしまいますが、これは入江曜子さんによる創作であります。 表現力は巧みであるが、ちょっと難しい言葉が散…

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作者:井形 慶子レビュー: 仕事と年齢にとらわれないイギリスの豊かな常識 (単行本) イギリスの本はなんでも大好きなのですが「イギリスは素晴らしい!それに比べて日本はダメ。」の図式が顕著で、私は苦手でした。一昔前の日本を非難しているので、個人的…

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作者:杉浦 茂レビュー: 杉浦茂―自伝と回想 (単行本) 本人による自伝は未完となっているが戦前の昭和漫画史を知るうえでも興味深い。アシスタントである斉藤あきら氏による回想は先生の人柄を知れるエピソードや、幻となったアニメ化の裏話等が読める。井上…

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作者:金成 陽一レビュー: ドイツ メルヘンのひそむ街で (単行本) 筆者が旅をしていく中で、その地域に根付いたグリム童話を紹介して行く旅行記。筆者は童話を研究した作品を多く書いている。ドイツに新しい一面を加えてくれる魅力がある。アウトバーンのあ…