Book Review!


作者:磯淵 猛

レビュー: 二人の紅茶王―リプトンとトワイニングと… (単行本)

プロローグは、アイルランドの「ジャガイモ飢饉」の話から。現在、英国人より紅茶の消費量が多いこの国の人々は、飢饉の為、世界中にちらばって紅茶を広めた。もう戻れない国を思って。リプトンも、その一人とも言えるが、彼はビジネスの天才だった。画期的な宣伝に産地直送。そして、水に合わせたブレンドなど消費者の為のビジネス展開は彼に富をもたらした。そして、世代は遡ってイギリスの庶民に紅茶をもたらしたトワイニング。どちらも真面目に商売をした結果が現在に残っている。そんな時代のエピソードの本です。ところで、皆さんはアールグレイをご存知ですか?元祖はトワイニングかジャクソンかと言われていますが、本当のアールグレイについてのエピソードがあります。


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