2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Book Review!

作者:東京書籍編集部レビュー: ビジュアルワイド 図説日本史 (ビジュアルワイド) (大型本) 探していたものに巡り合えたような感動がありました。文化史を勉強するにも漢字がずらずら〜っと並んでいるような文化財は正直どれがどれだかごちゃごちゃしてしま…

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作者:ゴードン スティーヴンズレビュー: カーラのゲーム〈下〉 (創元ノヴェルズ) (文庫) テロに対する非難は、厳しいでしょうが、このストーリィは、受け入れちゃうなあ。荒唐無稽で、無茶だけど、SF気分で行けば、許せてしまう。主人公の気持ち、脇役た…

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作者:E.C. タブレビュー: 迷宮惑星トイ―デュマレスト・サーガ〈3〉 (創元SF文庫) (文庫) 今や伝説の彼方に埋もれた生まれ故郷〈地球〉を求めてさすらう一匹狼、アール・デュマレストの無情な旅を描いたシリーズ第3作目。今度の舞台は、曾て或る執政官が子…

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作者:田中 芳樹レビュー: 銀河英雄伝説外伝〈1〉星を砕く者 (徳間文庫) (文庫) 銀河英雄伝説の本編の始まる少し前の時期を取り上げた佳作です。ロイエンタールとミッターマイヤーがラインハルトの盟友になるいきさつが書かれているのはこの本です。その他…

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作者:東京書籍レビュー: ニューグローバル 生物1+2 (単行本(ソフトカバー)) 定期テストから京大東大まで、知識面においては十分です。論述問題まで充実してます。2冊構成で赤シートが付いているのもすばらしい。チェック編のまとめ方が大変上手。田部先…

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作者:ロイス・マクマスター ビジョルドレビュー: ミラー・ダンス〈下〉 (創元SF文庫) (文庫) 読み終わった後の一言は「面白かった!!!」です。ビジョルド自身も「最高」「芸術的」と太鼓判を押した一冊です。細かい伏線が後々活きてくる巧さは相変わらず…

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作者:ダニエル・F. ガロイレビュー: 模造世界 (創元SF文庫) (文庫) 小道具などは古めかしさを感じるが、入れ子状になった話の構成による攪乱や、次々と関係者が消えていく「そして誰もいなくなった」ばりのミステリ仕立ての形式は最後まで楽しめる。 ディ…

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作者:ゴードン・R・ディクスンレビュー: ドルセイの決断 (創元推理文庫 (679‐3)) (文庫) ・ドルセイの決断・戦士・ペンと剣・最終百科事典鯨座タウ星系惑星セタのナハールを、革命軍から守る依頼を受けたグレイム兄弟だったが、これは罠だった!与えられた…

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作者:ジェイムズ・P. ホーガンレビュー: 黎明の星 下 (創元SF文庫 ホ 1-26) (文庫) 著者の作品の中で一番好きなのは「断絶への航海」。この中の互いを信じあう無貨幣社会は、当時、目から鱗の理想社会でした。本書でも同様の社会が描かれ、その脆弱性や問…

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作者:エドモンド・ハミルトンレビュー: フューチャーメン暗殺計画/危機を呼ぶ赤い太陽 キャプテン・フューチャー全集9> (文庫) 邦題は分かり易くインパクトがありますが、少し大げさです。原題はDAYS OF CREATION。おそらく、フューチャー達が人工問題解決…

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作者:ミネット ウォルターズレビュー: 女彫刻家 (創元推理文庫) (文庫) ミネット・ウォルターズの2作目で、映画化もされている本書。映画はずいぶん前に観ているので、今更ながらですが原作を読みました。内容自体は全体にウォルターズらしいある種の不気味…

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作者:安田 均レビュー: バック・トゥ・ザ・フューチャー (創元推理文庫 (902‐1)) (文庫) スティーブン・スピルバーグのSFコメディ映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のノベライズ版です。活字で読むと、映画より迫力はありませんが、映画にはなかっ…

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作者:本田 成二レビュー: 時の鍵の伝説 (創元推理文庫―ワルキューレの冒険) (文庫) 有名ゲーム「ワルキューレの冒険」のゲームブック版三部作の最終章やっとワルキューレに出会うことのできた主人公達だが…ワルキューレと行動をともにしてゾウナを倒す感動…

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作者:ジェイムズ・P. ホーガンレビュー: 内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫) (文庫) 内なる宇宙ってそういう意味だったのか!と読了してびっくり。本書で起こるようなことは実際起こるのか!?と軽く頭も抱えたけれど、そんな野暮なことを言っていたら世界のSF…

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作者:菅 浩江レビュー: ゆらぎの森のシエラ (創元SF文庫) (文庫) 1989年作品。この時代にしてはまだ珍しい「バイオ・ファンタジー/SF」というべきジャンルの作品。 舞台は中世風の世界。塩で枯れた森、霧に閉ざされた村。 異形の生物に襲撃される村人と、…

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作者:マイクル・フリンレビュー: 異星人の郷 下 (創元SF文庫) (文庫) いやぁ、とにかくその設定が面白い歴史SF小説だった。傑作かもしれない。今年自分が読んだSF小説の中でも、かなり上位に来ると思う。異星人が中世ドイツの小さな村に漂着する。バッタ…

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作者:ラリー ニーヴンレビュー: 神の目の凱歌〈上〉 (創元SF文庫) (文庫) 新結成 “させられた” 元マッカーサー号航海長と宇宙一の豪商という妙なコンビの活躍がメイン。 宇宙のグレムリンたるモーティーに根源的な恐怖を抱くこの二人によって、モート人が…

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作者:堀 晃レビュー: バビロニア・ウェーブ (文庫) 本作品はなんと言っても「銀河面を垂直に貫く直径1200万キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束」の謎解きの過程が一番の魅力だが、私は「宇宙」の表現方法にも感慨を覚えた。今まで少なからずSF作品を見…

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作者:アレクサンダー・M. グレイスmiss更に詳細を見る

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作者:アン・マキャフリーレビュー: 歌う船 (創元SF文庫 (683-1)) (文庫) サイボーグものの古典として多くの読者の支持を受けてきたオムニバス形式の本作。本書に見る奔放なアイデアの連続に、SFの想像力の源泉は、1960年代に汲み尽くされてしまったかと…

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作者:フィリップ・K. ディックレビュー: フロリクス8から来た友人 (創元SF文庫) (文庫) はっきり言って行き当たりばったりの展開。しゃべり言葉とは思えない口調でしゃべる登場人物。次々現れては消えてゆく登場人物。勘違いしないでほしい。けなしてるん…

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作者:フィリップ・K・ディックレビュー: 暗闇のスキャナー (創元SF文庫) (文庫) 長い間SF作家として活躍してきたディックは、晩年神秘体験をしたことをきっかけに神学的な小説に転向するのですが、これはその過渡期の作品で、一応SFに分類できるもののSF色…

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作者:芦原 すなおレビュー: 雪のマズルカ (創元推理文庫) (文庫) 寂寞とした/冬の朝は何も包みこまず何も隠さず~そんな雰囲気の中にこの探偵はたたずんでいます。夫とは死別した元保育士。学生時代はテニスをしていて、そして(良くあることですが)新聞…

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作者:H.R.ハガードレビュー: ソロモン王の洞窟 (創元推理文庫 518-1) (文庫) とにかく話に勢いがある。もうちょっとこの辺、話を掘り下げてもいいのではと、思われる場所でも遠慮なく突き進み、話は一気に突き進む。一つの小説に、よくもまあ、これだけの…

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作者:アン マキャフリーレビュー: 旅立つ船 (創元SF文庫―「歌う船」シリーズ) (文庫) 「歌う船」シリーズはどれも面白いですが、1つを選べと言われたら私はこれを選びます。主人公のティアはある考古学者夫妻の1人娘。両親に連れられて発掘現場である星…

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作者:ジョリ=カルル・ユイスマンスレビュー: 彼方 (創元推理文庫) (文庫) 書かれた年代は19世紀末、自然主義の名のもとに神から神秘から遠ざかっていく世相や文化の中で、主人公デュルタイは中世的なもの、神秘主義、錬金術、悪魔礼さんなどに傾倒してい…

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作者:新庄 節美レビュー: 聖夜(ノエル)は黒いドレス (創元推理文庫) (文庫) 1991年に講談社「キララティーンズ」の一冊として出た少女向けジュヴナイル作品の復刻。 かなり加筆されているとか。 『始まりは青い月』につづく「スカーレット・パラソル」シリ…

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作者:ジェイムズ,ジュニア ティプトリーレビュー: 究極のSF―13の解答 (創元SF文庫) (文庫) 作品名の究極という謳い文句に首をかしげる部分もあるが、小粒な作品が収録されており、全体としてはそれなりの読了感。《著者とテーマ》フレデリック・ポール 【…

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作者:ジェイムズ・ボーセニューレビュー: キリストのクローン/新生 下 (創元推理文庫) (文庫) どうなんだろう。宗教家の話なのか、政治家の話なのか、超能力者の話なのか・・・。始まりは、分厚くて、期待したけれど、個々のエピソードが、少々短絡的で説得力…

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作者:フリッツ・ライバーレビュー: 魔の都の二剣士 (創元推理文庫) (文庫) ヒロイック・ファンタジーの金字塔のひとつである。全5巻が3巻までしか翻訳されずに20年以上もたった。ようやく、カバーを末弥純氏に変えて、若干翻訳に手を入れた上で全5巻…