Book Review!


作者:「地球の歩き方」編集室

レビュー: 地球の歩き方 (D02): 上海・蘇州・杭州 (単行本)

上海はまあ急変しつつあるので、閉まった店が多いとかそういうのは見逃そう。だが重要な地区を丸ごと一つ見逃しているとなると、ちょっとガイドブックとしての技能を疑う。数年前から、上海のバーやクラブの集まる通りとして茂名南路 (Maoming Nan Lu) が、まあ日本における六本木(というほどでもないが)のような外国人ファランの集まる地域として名前を挙げている。ところがこの「地球の歩き方」にはそれがまったく触れられていない。信じられない。上海というのは言われるほどはおもしろいところではない。あの醜悪なチンポコタワーなんかを誇りにしている時点で、センスのなさはおして知るべしで、この茂名南路もそんなにすごいものではないとはいえ、相対的には言及を避けられない場所でしょう。それを数年に??!
?たりまったく無視というのは、よほど情報収集力がないか、よほど年寄りばかりが書いてるか、それとも何か方針でもあるのだろうか。かわりに最先端のクラブとして紹介されているところは、なんと小室哲哉プロデュース! いやあ、なういですねえ。上海若者系の風俗に興味ある人は、本書は使わないように。


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