Book Review!


作者:朝倉 慶

レビュー: 2011年 本当の危機が始まる! (単行本)

 読み始めから、タダならぬ方向に世界が暴走していることを解説してくれている。読みながら、『著者は、陰謀論を信じるのだろうか』と考えたが、触れている箇所はなかったと思う。鬼塚氏は、世界の金融を動かしているのはロスチャイルドであると言明して作品を送り出している。また副島氏はデイビッドロックフェラーが現世界皇帝であることを前提にして、繰り返し警告を発している。副島氏は、『金は暴落させられるが、それでも金を買え』と、ハッキリ主張している。(最近では銀も買え と言っている)また毛色は違うが、浅井氏は、10年以上前から、日本国の破産 を明確に述べながら、『これからは自分年金しかない。それは海外ファンドによってのみ育成が可能』と具体的に表明している。
 2012??!
?、誰の主張が正しかった と判断されるかは計りかねるが、少なくとも朝倉氏が”金融予測の超プロ”という異名を冠するからには、最終章での読者層が取るべき 今後の対策 に目新しいものがなかったように思うのが残念である。


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