Book Review!


作者:村林 益子

レビュー: 美しいきもの姿のために (単行本)

作者の母上様、私の祖母は共におしん世代。祖母も東京に奉公に来た。作者が着替え人形されていた頃、祖母は節約のため3-4つの子をおぶり新宿まで7kの道を歩いたそうだ。戦後2-3年で生き残っていた男性も弱った体に栄養がとれないままにバタバタと亡くなったという。
本の中の「和裁を知らない人の縫った着物」はひょっとすると庶民が家族の為に縫った物ではないだろうか?今 親子姉妹で服の共用してません?自分にピッタリの着物の以外間違いですか?
本には和裁道具のこともある。そして現在洋服を生業にしている者にも当然の心構えをを、きもの独特の様に書いてある。でも床に座り、子沢山だった日本の針仕事で一番厳しく伝えられたはずの針の管理には触れずじまい。お弟子にも受継がれていなかった。そ??!
?に毎日着物をきて居た労働者が日常着を触るのに一々手を洗ったか?

昭和40年代私の育った東京の小さな商店街、店ではお婆ちゃん達が着物姿で働いていた。
星を3つ付けたのは是非読んでいただきたいからです。
そして、この本では切捨てられる彼女達の着物姿や庶民に受け継がれた和心を考えて欲しい。それらが消えないことを強く願う。


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