Book Review!


作者:竹下 節子

レビュー: 聖女伝―自己を癒す力 (単行本)

 パリのマリアの続編のような本で、四人の聖女(一名は?)についての伝記です。テレーズのように小さい頃から、聖女志願で、ひたすらに天をめざして生きたものもいる。聖と俗の間で、悪魔のこえ?をききながら、聖女になるのかならないのかわからないけれど、奇跡的な断食生活を送っている者もいる。
 4人ともカトリックの世界では有名らしい。しかし、一般的な偉人とはちがい、なにかを発明したわけでもなく、政治をしたわけでもなく、戦争をしたわけではない。むしろ、negativeな存在であり、ひたすらに、弱者として家庭、社会、などのなかで、ひたすらに耐え、そんな状況に感謝すらし、天の國をめざした人達である。心の痛んでいる方にお勧め。


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