Book Review!


作者:スティーエリクソン

レビュー: ドリーム―エリクソンと日本作家が語る文学の未来 (単行本)

 村上龍島田雅彦etc、日本人作家がエリクソンを巡り、エリクソンの世界に入り込んだ思いなどがエッセイ(評論?)として真摯に綴られているが、私を含む読者は、やはりエリクソン自身の声を一番聞きたいのではないであろうか。 量的には少ないのだが、エリクソンは日本に滞在し、エリクソンが見た「日本」が彼の小説のように重厚では決してないが、描かれているのは実に興味深い。またそれがエリクソンという人物を捕らえる手がかりにもなっていて、単に雑誌に掲載された彼のエッセイをまとめたもの、寄せ集めてきたものにはなっていない。 ただし! 今まで日本で翻訳刊行されてきた彼の著作を呼んできた日本の読者よ、本当にあなたは「エリクソン」を読んできたのか? この本を読めば、上っ面しち?読んで??!
?なかったか、ちゃんと彼の世界を受け止めて読んできたのかはっきりするでしょう。


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